ナチス・ドイツに殴り込みFPS『Darkenstein 3D』Steamで無料リリース。評価も上々

パブリッシャーのMicroProse Softwareは10月21日、『Darkenstein 3D』を無料でリリース。本作はリリースから間もなく、じわじわと好評のレビューが寄せられている。

パブリッシャーのMicroProse Softwareは10月21日、『Darkenstein 3D』を無料でリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。リリース間もない本作ながら、すでにじわじわと好評を集めている。

『Darkenstein 3D』はシングルプレイで進行するFPSだ。プレイヤーはアメリカ人のHobo Guy(放浪者)として、1940年代のドイツに単身潜入する。主人公の相棒となる犬、Guntherがナチスの襲撃で連れ去られてしまっているとのことで、愛犬を取り戻すために軍事施設で銃撃戦をすることになる。またその中では、エイリアンの秘密や謎の力についてといったことも明らかになっていくようだ。

ゲームプレイでは、スピーディーに展開されるシューティングアクションが特徴。レトロな雰囲気でありつつ、ダイナミックな爆発やド派手な銃撃戦が展開されていくという。武器はショットガンを所持しているものの、ロケットランチャーやボウガン、火炎放射器などといった多様なバリエーションもあるようだ。また本作にはネズミも登場。手榴弾や地雷と組み合わせ、攻撃手段として活用できるという。また本作には13のステージが登場。城や洞窟、渓谷、砂漠を舞台とするマップのようで、さまざまなマップで血みどろの銃撃戦が展開されていくことになる。

10月21日にリリースされた本作は、現時点ではユーザーレビューにて66件中87%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。本作はActivisionから2001年にリリースされた『Return to Castle Wolfenstein』に影響を受けているとのこと。敵役として登場するナチス・ドイツや強化兵士のほか、グラフィックスタイル、スピーディーな銃撃戦などは、『Darkenstein 3D』にも取り入れられている要素だ。こうした各種要素が『DOOM』や『Wolfenstein』をかつて遊んだプレイヤーにとって、懐かしく遊べる無料シューターとして評価されている格好だ。

『Darkenstein 3D』を手がけるのはスペイン出身の個人ゲーム開発者、RowyeことRoger Creus Dorico氏。同氏は3DモデリングやWebデザインなどのビジュアルアートを得意としているようだ。『Darkenstein 3D』はそんな同氏にとって初めてとなるゲーム作品とのことで、4年をかけて個人で制作を進めていたのだという。

ちなみに本作は今年9月にMicroProse Softwareからパブリッシングされることが決定した。これに伴い、今後の本作のコンテンツ展開も予定していると発表された。まずはプレイヤーが開発者を支援できるような小規模な拡張が用意され、その後より長いストーリー拡張コンテンツが開発されていくそうだ。今後の展開にも注目が寄せられることだろう。

『Darkenstein 3D』はPC(Steam)向けに無料で配信中だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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