パブリッシャーのThe Bueno Interactiveは11月8日、BingXが手がける『暗闇狩り場(Dark Hunting Ground/漆黑猎场)』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内は仮のものとして日本語表示に一部対応している。本作はさっそく高い評価を得ており、好調なスタートを切っている。
『暗闇狩り場』はアクションRPGだ。本作には探索要素などは存在せず、拠点と戦場の二画面のみで構成。シンプルなゲームデザインが特徴である。プレイヤーは狩人協会の新人として、虚空から訪れるモンスターの群れを倒しつつ、装備を集めてキャラクターを強化していくことになる。
本作では拠点でクエストを請け負い、異空間にワープして戦闘を繰り広げることになる。異空間の形はクエストごとに異なるものの、おおむね一つの画面に収まる程度の大きさである。クエストでは多数の敵やボスが出現し、すべて倒せばクエスト達成。報酬として、ランダムで性能が変化するアイテムなどが手に入り、拠点に戻って主人公を強化することができる。
主人公の強化要素は数多く用意されている。たとえば攻撃スキルは複数存在しており、一度に3つまで装備することが可能。さらに攻撃スキルは、空きスロットに石板を装着することで性能が変化。氷や雷など属性を付けたり、一度の攻撃で複数の弾幕を放ったりできるようになる。そのほかパッシブスキルや主人公の装備なども用意されており、攻撃属性などに応じてそれぞれがシナジーをもつ。自由にビルドを構築してキャラを強化し、より難しいクエストに挑戦。そうして、さらによいアイテムを収集するのだ。
本作は9月頃よりデモ版がリリースされ、11月8日にSteamにて早期アクセス配信が開始された。Steamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で96件中95%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。レビュー数としてはそれなりながら、高い好評率を得る好調なスタートを見せている。
レビュー内容では、移動する必要がほとんどない本作のシンプルなデザインを評価する声が散見。またひとつのミッションが数十秒程度で終わることから、テンポよく戦闘と育成を楽しめる作品として好評を集めている。またスキルツリーなど強化要素の幅が広く、いろいろなビルドを試せるところを評価している声も見られる。一方日本語のレビューでは、ローカライズが機械翻訳的で読みづらく、また一部に未翻訳の表記が残っているところが課題として指摘されている。
開発元は現在のローカライズに問題があることを認識しており、早期アクセス期間中にプロの翻訳家を探して改善する予定であるという。そんな本作の早期アクセス配信期間は6か月を予定。今後は製品版に向けて、翻訳の改善やバグの修正、バランス調整や新コンテンツの導入などに取り組んでいくという。アップデートにともない、販売価格を上昇させていく可能性もあるとのことだ。
『暗闇狩り場』はPC(Steam)向けに、早期アクセス配信中だ。ゲーム内は日本語表示に仮対応している。また現在リリース記念セールがおこなわれており、11月22日まで20%オフとなる税込960円で購入可能だ。