運まかせ手紙書きゲーム『代筆屋ワールドワード』無料公開。大切なラブレターや謝罪文を代筆、しかし肝心の文章はルーレットで決まる

創作同人サークル「マテンロウ計画」のうた氏は8月18日、『代筆屋ワールドワード』を公開した。客たちの要望を聞いて手紙の代筆を行うアドベンチャーゲームだ。

創作同人サークル「マテンロウ計画」のうた氏は8月18日、『代筆屋ワールドワード』を公開した。ノベルゲームコレクションにて無料で配信されており、PC/スマートフォンでプレイが可能だ。

『代筆屋ワールドワード』は、個性的な客たちの要望を聞いて手紙の代筆を行うアドベンチャーゲームである。ラブレターに謝罪文、契約書から果たし状に至るまで、さまざまな文書を想いが伝わるように本人に代わって書き上げる代筆屋「ワールド×ワード」。プレイヤーはそんな代筆屋の新人店員となって依頼を受け、代筆の仕事をこなしていく。

 


ところが代筆をしていると、ときに言葉に詰まって筆が止まることがある。そうしたときプレイヤーは、表示される言葉のルーレットを止めることで言葉を紡ぎ、文章を完成させるのだ。しかし、ルーレットで決まった言葉が必ずしも手紙の趣旨に合ったものであるとは限らない。公開されているスクリーンショットを見ると、丁寧に愛情のこもった文がしたためられているかと思いきや、途中から「ハチャメチャに」「ほら……」「ブリの照り焼きを」「推しです」といった明らかに文脈にそぐわない語が並んでいるのが確認できる。ルーレットをタイミングよく止め、顧客の希望に沿った内容の手紙を届けることができるかどうかは、プレイヤーの手腕にかかっている。

制作者のうた氏によると、本作のプレイ時間は15分程度であり、隙間時間にもさくっと遊べる仕様になっているとのこと。また、ルーレットに失敗することによるペナルティなどはないそうだ。


本作を手がけたのは、同人サークルのマテンロウ計画で活動するうた氏だ。過去には『機械仕掛けの嘘と夢』や『魔王ちゃんの勇者誘惑大作戦!』といったフリーゲームを制作している。同氏はゲームのほか、TRPGのルールブックやドット絵を中心としたイラスト作成を手がけている。そのかわいらしいドット絵は、本作の魅力を高めているといえるだろう。

『代筆屋ワールドワード』は、ノベルゲームコレクションにて公開中だ。

Niki Jinnouchi
Niki Jinnouchi

RPGやシミュレーションゲームをよく遊びます。一人でまったりプレイするのが好きです。

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