Cygames、「生成AIについて簡易的な発表をしたことでユーザーに不安を与えた」と謝罪。現行コンテンツに画像生成AIは不使用、無断で使うこともない

Cygamesは1月14日、生成AIの取り扱いについて声明を発表した。

Cygamesは1月14日、生成AIの取り扱いについて声明を発表した。現在の同社のコンテンツには画像生成AIのアウトプットは含まれておらず、無断で画像生成AIの生成物をコンテンツに使用することもないという。声明の背景には、先日CygamesがAI技術を追求するスタジオの設立を発表し、ユーザーより批判も含めて非常に多くの反応が寄せられていたことがあるようだ。

Cygamesは、株式会社サイバーエージェントの子会社として2011年に設立された、国内のゲーム開発・運営企業だ。『アイドルマスター シンデレラガールズ』『グランブルーファンタジー』『ウマ娘 プリティーダービー』など、スマートフォン向けゲームを中心に、著名作品を多数手がけている。

そんなCygamesが1月9日、子会社としてCygames AI Studioの設立を発表した。同スタジオはAI技術に特化したスタジオで、Cygamesがゲーム開発で培った経験をもとに、クリエイターが安心・安全に利用できるAI技術を追求するという。発表では、単なる効率化に留まらず、クリエイターの創造性を拡張する独自の創造サイクルを構築していくとの設立理念が語られていた(関連記事)。

発表自体は日本語でおこなわれたが、この発表を伝えるCygames公式Xアカウントのポストに、海外を中心に非常に多くの注目が集まった。本稿執筆時点で、ポストのインプレッションは約1300万件に迫る勢い。また約2400のリプライが寄せられており、その内容の多くは生成AIの利用について懸念を伝えるものだった。

そうして1月14日、Cygamesは日本語と英語にて、生成AIの利用に関する声明をあらためて発表した。発表ではまず、現状の生成AIがもつ問題や社会的議論に触れずに、簡易的な発表をしたことによってユーザーに不安を与えたことへの謝罪が述べられている。また、現在のCygamesのゲームやコンテンツのアートはすべて手作業で生み出されたものであり、画像生成AIのアウトプットは含まれていないとのこと。無断で画像生成AIの生成物をコンテンツに使用することもないと説明されている。

生成AIについては業務効率化などの観点から利用が拡大しつつある一方で、学習データにおける著作権の問題などが議論を招いている。議論が過熱することも多く、各社の公式発表には注目が集まりやすい状況だ。そうしたなか、国内でも存在感を放っているCygamesによるAIスタジオ設立の発表に、海外も含め各国ユーザーから大きな反応が寄せられたかたちだろう。生成AIをめぐる今後のゲーム業界の動向が注目される。

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Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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