Cygames、「前期比136%増」の大幅増益。『ウマ娘』グローバル版の大ブームなどが追い風か
12月15日付の官報の決算公告にて、Cygamesの2025年9月期(第15期)の決算が発表。前期比で136%増の純利益を記録したことが明かされた。

12月15日付の官報の決算公告にて、Cygamesの2025年9月期(第15期)の決算が発表され、大幅に増益したことが明かされた。営業利益は約330億と前期比で約103%増、当期純利益は約218億円で前期比約136%増を記録している。gamebizが報じている。
Cygamesはサイバーエージェントグループのゲーム開発会社だ。DeNAの持分法適用関連会社でもあり、同社のポータルサイトMobage向けには『アイドルマスター シンデレラガールズ』『グランブルーファンタジー』『神撃のバハムート』などを提供している。また『Shadowverse』『ウマ娘 プリティーダービー』(以下、ウマ娘)といったアプリタイトルも人気を博すほか、近年ではコンソール向けなどにも、いわゆる買い切り作品として『リトル ノア 楽園の後継者』や『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』、『ウマ娘 プリティーダービー 熱血ハチャメチャ大感謝祭!』などをリリースしている。

そんなCygamesが、本日12月15日公開された官報にて今期の決算を、第15期決算公告として発表した。発表によれば、今期の売上高は1375億2800万円、営業利益が331億5800万円、当期純利益が217億8200万円となっている。昨年(第14期)では、それぞれ売上高1335億5600万円、営業利益163億1300万円、純利益92億1300万円。純利益を比較すると今期は昨年と比較し約136%増、つまり2.36倍の利益を計上する大幅な増益となった。
なおCygamesの親会社であるサイバーエージェントは、11月14日に2025年通期決算発表としてPDF資料などを公開している。それによるとゲーム部門では第4四半期は営業利益256億円を計上し、昨年比で6.1倍増となったことを報告していた。
この好調の理由として、今年6月にリリースされた『Shadowverse: Worlds Beyond』、そして『ウマ娘』のグローバル版登場も一因として挙げられている。特に『ウマ娘』については、先日開催された「The Game Awards」にてベストモバイルゲーム部門を受賞した(関連記事)。またSteamでのグローバル版『ウマ娘』では、リリースから半年ほど経った今でも継続的に1万人以上のユーザーがプレイしている様子もうかがえる(SteamDB)。そうした人気タイトルのリリースによって、今年の大幅な増益に繋がったのだろう。
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