『サイバーパンク2077』開発元トップ、「新アニメを“間違いなく”制作予定」と明言。「エッジランナーズ」に続き、さらなるアニメ展開

CD PROJEKT Groupは8月29日、2024年上期の決算報告を実施。このなかでは『サイバーパンク2077』の新たなアニメ作品が“間違いなく”制作予定と明言された。

CD PROJEKT Groupは8月29日、2024年上期の決算報告を実施。このなかでは『サイバーパンク2077』の新たなアニメ作品が“間違いなく”制作予定と明言された。

本作は、CD PROJEKT REDが手がけ2020年12月に発売されたオープンワールドアクションRPGだ。舞台となるのはサイバーウェアと呼ばれる技術による肉体改造が一般的になった近未来。欲望渦巻く都市ナイトシティにて、主人公Vが生存をかけた戦いを繰り広げる。


今回のCD PROJEKT Groupの決算報告における質疑応答のなかでは共同CEOのMichał Nowakowski氏に対し、ポップカルチャーへの新展開や、「エッジランナーズ」はシリーズとして続編が計画されているのかという質問がおこなわれた。これに対し同氏は、ポップカルチャーへの新展開について意欲的な姿勢を示しつつ、「『サイバーパンク2077』のアニメ作品についても間違いなく作る予定(We are definitely planning to do more in terms of animation with Cyberpunk)」と返答。アニメの新展開にかなり積極的な姿勢が見える。

「エッジランナーズ」は配信開始後、すぐさまユーザーや映像作品の批評サイトRotten Tomatoesで高い評価を獲得。また『サイバーパンク2077』でもアニメにちなんだ新要素を実装するアップデートがおこなわれ、大きな賑わいを見せていた。リリース当初は数々の不具合やコンソール版の最適化不足から批判を受けていた本作ながら、継続されていたアップデートにアニメの大好評が重なり、『サイバーパンク2077』のユーザー評価や人気がさらに持ち直すタイミングになったといえるだろう。

ちなみに「エッジランナーズ」の主要キャラであるルーシーは、対戦格闘ゲーム『GUILTY GEAR -STRIVE-』にゲストキャラとして参戦予定(関連記事)。異色のコラボであり、発表時には大きな注目を集めていた。作品の枠を超えたコラボレーションにもアニメIPが活用されている格好だ。


そうした手ごたえもあってか、今回投資家向けにアニメの新展開が“間違いなく”おこなわれると明言されたのだろう。ふたたびTRIGGERとタッグが組まれるのかも含めて、動向は注目されるところ。ちなみに『サイバーパンク2077』は実写作品が制作中であることも明かされている。アニメやドラマが積極的に展開されている『ウィッチャー』シリーズと同じく、『サイバーパンク2077』でもマルチメディア展開に注力されているようだ。

サイバーパンク2077』はPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam/GOG.com)向けに発売中。また大型拡張パック「仮初めの自由」、および本体と拡張パックの同梱版「アルティメットエディション」がPS5/Xbox Series X|S/PC向けに発売されている。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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