クトゥルフ神話ADV『Cthulhu Mythos ADV 呪禍に沈む島』Steam/iOSなどで本日発売。空海伝説と邪神崇拝の謎に迫る、呪われた主人公の八十八ヶ所巡礼

Gotcha Gotcha Gamesは6月28日、『Cthulhu Mythos ADV 呪禍に沈む島』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam/DLsite)/iOS。通常価格はSteamおよびiOS版が税込2000円、DLsite版が2090円。

Gotcha Gotcha Gamesは6月28日、『Cthulhu Mythos ADV 呪禍に沈む島』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam/DLsite)/iOS。通常価格はSteamおよびiOS版が税込2000円、DLsite版が2090円。発売を記念して、7月12日までは10%オフのローンチセールも実施されている。また本作は、PS4/PS5/Nintendo Switch/Android向けにもリリース予定だ。

『Cthulhu Mythos ADV 呪禍に沈む島』は、呪いをかけられた主人公が空海伝説や邪神崇拝の謎を追っていく、クトゥルフ神話をモチーフとしたホラーダイスロールADVである。本作の舞台は、瀬戸内海の島「阿菩島(あぶしま)」だ。同島には、「八十八ヶ所巡礼」にまつわる都市伝説が存在。うるう年に逆の順番でお寺を巡ると、空海が現れて願いを叶えてくれるという噂がオカルト界隈で広まっていた。

本作で主人公は、友人のレイジおよびハツミと共に、阿菩島へ旅行にやってくる。しかし島を訪れた主人公は、何者かによって呪いをかけられてしまう。命の危機にさらされた主人公は、呪いを解くために島を探索し、邪神復活の阻止を目指す。呪われた主人公の、空海伝説と邪神崇拝の謎を追う旅が描かれる。


主人公たちの旅は、ダイスロールと選択肢に左右される。本作でプレイヤーは、マップから行き先を選んで島の調査を進めていく。重要な場面などでは、選択肢の成否がダイスロールによって決定。主人公や仲間の能力値によって決まる成功率に対し、目標値以下の数値を出せれば成功となるが、目標より大きな数字が出ると失敗になってしまう。本作ではキャラクターの能力値やダイスに成否が左右される、TPRG風のシステムで旅が展開されるのだ。


また本作では主人が呪われているため、移動する度に満腹度が減少し、お腹が減りすぎるとペナルティが発生する。具体的には、満腹度が半分だとダイスロールの成功率が減少し、10になると飢餓の発作が起こってしまう。一部のスポットでは満腹度の回復も可能。本作では満腹度も考慮しながら、島を調査することになる。そのほか要素としては、質問に答えて主人公の能力値を決める仕組みや、制限時間付きの場面なども存在。主人公の正気度や登場人物との絆などによって、後半のストーリーが大きく分岐していく。PC版においては、主人公の立ち絵が差し替え可能となっている点も特徴だろう。


本作は、Gotcha Gotcha Gamesから2022年に発売された『Cthulhu Mythos ADV 闇に囁く狂気』のシリーズ作となっている。前作のSteam版では、記事執筆時点で57件中73%の好評を獲得。「クトゥルフ神話」の世界観やTPRG風の雰囲気が、1人用のゲームとして表現されていた。

本作『Cthulhu Mythos ADV 呪禍に沈む島』では、天沙環ハツミ役を峯田茉優さん、嘉河レイジ役を石谷春貴さんが務めるなど、プロの声優陣によるボイスが追加。公式X(旧Twitterアカウント)によると、シナリオは前作の約3倍のボリュームになっており、さまざまな分岐も用意されているという。前作よりもパワーアップした内容になっているのだろう。

『Cthulhu Mythos ADV 呪禍に沈む島』は、PC(Steam/DLsite)/iOS向けに配信中だ。価格はSteamおよびiOS版が税込2000円、DLsite版が税込2090円。7月12日までの期間は、10%オフのローンチセールも実施されている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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