クトゥルフ・邪悪教団ストラテジー『Cthulhu Keeper』発表。街には怪物を呼び出し拠点を襲う警察はトラップで出迎える、カルト教団リーダーシム

Kuuasemaは2月18日、『Cthulhu Keeper』をPC(Steam)向けに発表した。本作は「クトゥルフ神話」の世界観を取り入れた、リアルタイム戦術ゲームだ。プレイヤーはカルト教団のリーダーとなって教団を築いていく。

デベロッパーのKuuasemaは2月18日、『Cthulhu Keeper』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『Cthulhu Keeper』は作家H.P.ラヴクラフトらが手がけた「クトゥルフ神話」の世界観が取り入れられたゲームだ。リアルタイム戦術ゲームにダンジョン建設要素を組み合わせた作品になるとのこと。本作の舞台となるのは、邪悪な存在がうごめく1920年代の世界だ。プレイヤーはカルト教団の指導者となり、物資を集めつつ自らの拠点を建設。押し寄せる敵を撃退しながら教団を築いていく。

本作ではプレイヤーは敵がはびこる街を探索し、物資などを集めていくことになるようだ。世界にはさまざまなミッションが用意されており、たとえばアーティファクトを盗み出したり、人々を改宗させて信者にしたりすることができるという。ステルスを重視した戦術的なゲームプレイが特徴になるようだが、正面から敵と戦うことも可能な様子。スタイル次第でいろいろなプレイが楽しめそうだ。

また手に入れたアーティファクトの力を活用することで、クトゥルフ神話由来のクリーチャーらを召喚することができるという。クリーチャーはそれぞれ暗い洞窟や庭園など得意な環境が存在し、ユニークなアビリティをもつとのこと。公開された映像ではNyarlathotepやDeep One、Gugといったクリーチャーが登場しており、それぞれアサシンやタンクといったクラスが設定されていることが確認できる。クリーチャーらの特性を考慮しつつパーティーを組んで、ミッションに挑んでいくことになるのだろう。

街で集めた物資は拠点に持ち帰ることで、建設に使うことができる。拠点では儀式用の部屋を建設したりして、クリーチャーらの世話をしたり、研究を進めたりすることができるそうだ。一方拠点は定期的にライバルのカルト教団や警察などから襲撃を受けるため、防御を固めておく必要もあるとのこと。トラップを設置したり防衛用のモンスターを配備したりして、襲撃者を撃退していくことになるようである。

また本作にはストーリー要素も用意されるとのこと。陰惨な儀式や不気味な予言、ほかの教団との緊迫した関係といった要素が入り混じった物語となるようだ。主人公は正気を蝕まれつつも古のものから力を借り、啓示を受けながら教団を拡大させていくことになるそうだ。ラヴクラフト風の物語が描かれるとのことである。

本作を手がけるKuuasemaはフィンランド・ヘルシンキに拠点を置くゲームスタジオだ。2004年に設立され、『Angry Birds』シリーズの作品などモバイルゲームを中心に数多くのタイトルを手がけてきている。Steam向けにゲームをリリースするのは本作が初めてとなるようだ。

『Cthulhu Keeper』はPC(Steam)向けに配信予定だ。配信日時は未定。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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