クルーズ客船運営シム『Cruise Control』発表。航海中は「乗客満足度アップ・トラブル防止」との戦い、じゃんじゃん稼いで豪華客船を作り上げる

No More Robotsは10月23日、クルーズ客船運営シミュレーションゲーム『Cruise Control』を発表した。

パブリッシャー/デベロッパーのNo More Robotsは10月23日、クルーズ客船運営シミュレーションゲーム『Cruise Control』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2026年前半に配信予定。ストアページによると、ゲーム内は日本語表示に対応するようだ。

本作は、クルーズ客船にさまざまな施設や設備を導入し、乗客たちをもてなす作品だ。船旅をしながら、豪華客船へと発展させていく。

『Cruise Control』では、巨大なクルーズ客船を運行し、乗客たちを満足させることを目指す。船内には客室のほかにもさまざまな施設を導入でき、たとえばレストランや映画館、ゲームセンター、ジム、スパ、ダンスフロアなどがある。港に入港すると多数のお客が乗船し、そうした施設を利用してお金を落としてくれる。

乗客の数は100人前後の規模になる模様。そして、ひとりひとりにはニーズ・趣向があり、頭上に表示されるアイコンで示される。その情報をもとに、新たな施設を導入したり、別の施設に入れ替えたりするのだ。混雑しているようなら、同じ施設を追加すると良いだろう。また、施設の利用以外に、デッキでのんびりくつろぎたいお客もおり、適切なサービスを提供して乗客の満足度を高めていく。

似たスタイルの運営シミュレーションゲームはさまざま存在するが、本作は航海をするクルーズ客船を舞台にすることが、ゲームプレイ面でも特徴となるようだ。つまり出航して海の旅をし、一定期間後には目的地に入港する。スクリーンショットによると、船旅の進捗が常に表示されており、限られた時間の中で乗客のニーズに対応することが求められる模様である。また、乗客が体調不良を起こすことは何としても避けなければならないという。

クルーズ客船が繁盛するにつれて需要も高まっていき、多くの乗客を満足させることができれば、船の規模をさらに大きくすることができる。新たな施設がアンロックされ、フロアの階層も追加されていくようだ。また、既存の施設をアップグレードすると効率性が高まるとのこと。

このほか、本作には従業員を雇用する要素も存在する。船内を綺麗に保つための清掃員や、故障した施設を修理する整備士などを雇えるという。そうした作業はプレイヤーの操作によって自らおこなうこともできるそうだが、従業員を雇えば自動化できて手間が減るということだろう。

本作を手がけるNo More Robotsは、自転車レースゲーム『Descenders』や、動物園運営シム『Let’s Build a Zoo』、妖怪銭湯運営シム『Spirittea』、王国運営RPG『Yes, Your Grace』など、数々の人気インディーゲームを世に送り出してきたパブリッシャーとして知られる。本作『Cruise Control』は、そんな同社が自ら開発しており、デベロッパーとしてのデビュー作となる。

『Cruise Control』は、PC(Steam)向けに2026年前半に配信予定だ。また、2025年末にはプレイテストが実施される予定で、本作の公式Discordサーバーにて参加者の募集がおこなわれる。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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