ハイテンション殺戮FPS『CRUEL』、世界観と爽快感でSteam高評価スタート。殺人鬼、悪魔、モンスター溢れるホテルで大暴れ
James Dornan氏は1月10日、『CRUEL』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作はダークな世界観のシューター作品として、発売されてさっそく好評を集めているようだ。
『CRUEL』は、モンスターや狂人、悪魔などが蔓延る危険なホテルを舞台としたハイテンポなFPSだ。主人公は奇妙なホテルに閉じ込められてしまう。エレベーターで無惨な死体を発見した主人公は、銃を手に取り、ホテルで起こる恐怖と立ち向かうこととなる。
『CRUEL』ではホテルの廊下にて、モンスターや殺人鬼らしき敵たちと戦闘を繰り広げ、エリアを踏破することが目的となる。長く続く廊下の先を進み、ゴールまで到達すればエリアクリアとなり、次のレベルへ上昇。レベルは全10レベルが用意されており、上昇するにつれて敵の種類が増えるかたちだ。
また、ホテルには地雷や電撃など危険なトラップも仕掛けられており、注意を払うのは、敵の攻撃だけではない。そして、廊下の構造は自動で生成される。どういった廊下のつくりか、どのような敵が出てくるかは先に進むまでわからないようになっているのだ。咄嗟の判断力と状況への適応力が求められるかたちだ。
本作ではリボルバー、ショットガン、SMGなどの銃器を即座に切り替えて戦闘することができる。また、バットや斧、チェーンソーなどの近接武器も存在。銃と近接武器の二丁持ちも可能となっている。トラップや銃器を持つ敵にはリボルバーで遠くから銃撃。近づく敵にはショットガンや近接攻撃を使うなど、状況に応じて戦い方を切り分けるのが攻略のカギとなる。
また、本作ならではの要素として、缶ジュースを介した強化要素が存在する。舞台となるホテルには、自動販売機が点在。自動販売機を壊すと缶ジュースが1本出てくる。この缶ジュースを飲めば戦闘中に体力の回復が可能だ。
しかし、レベルクリアまでこの缶ジュースを所持していると、ジュースと引き換えに永続的な強化が手に入る取引を行うことができる。強化は体力の上昇や、装弾数の上昇などランダムな2種類から選ぶことができ、ジュース1本で再抽選が可能。戦闘ではジュースを減らさないために、体力を温存しつつ、立ち回る必要が出てくるというわけだ。
本作を手がけたのはイギリス・ノーリッジ在住の個人開発者、James Dornan氏だ。James氏はIronworks Gamesというスタジオにて、90年代FPSをリスペクトした作品『The Last Exterminator』を現在開発中。『CRUEL』は同作とは別の、完全なる個人開発の作品として、1月10日にリリースされた。
本作はリリースされてさっそく、シューターファンを中心に好評を集めている様子。本稿執筆時点のSteamユーザーレビューでは、約170件中96%が好評の「非常に好評」ステータスを獲得している。レビューでは、スタイリッシュながらも戦略性が求められる戦闘が好評を博している。また、敵として登場する殺人鬼やモンスター、悪魔などのビジュアルも本作の魅力となっている。
『CRUEL』はPC(Steam)向けに配信中だ。