廃遊園地サバイバルホラー『クロウ・カントリー』、売上ぐんぐん伸ばし10万本突破。初代PSホラーから影響受ける“圧倒的に好評”ゲームが勢いを増す
デベロッパーのSFB Gamesは10月23日、サバイバルホラーゲーム『Crow Country』のPS4版を配信した。またこれにあわせて、本作の売り上げが10万本を突破したことが明らかにされている。
本作は、廃墟となったテーマパークを探索する作品だ。今回のPS4版に先立ち、PC(Steam)/Nintendo Switch/PS5/Xbox Series X|S向けにも配信中。ゲーム内は日本語表示に対応している。
『Crow Country』の舞台となるのは、クロウ・カントリーと呼ばれるテーマパークの跡地だ。オーナーのエドワード・クロウは、クロウ・カントリーを突然閉園させたのち謎の失踪を遂げた。それから2年が経った1990年、主人公である女性マーラ・フォレストが、エドワードを探し閉園の真実を知るため、廃墟となり不気味な静けさに包まれたクロウ・カントリーに足を踏み入れる。
本作にてプレイヤーはマーラとなり、クロウ・カントリーを探索する。探索を通じては、さまざまなアイテムや情報を発見でき、パズルや謎解きをこなす場面も。そうして新たなエリアをアンロックしたり、来た道を引き返したりしながら、テーマパークの中心部を目指すのだ。また、園内には謎のモンスターが徘徊しており、武器を手に立ち向かうことにもなる。
開発元SFB GamesのTom Vian氏によると、本作は10月23日時点で売り上げ10万本に到達したとのこと。同日発売されたPS4版の売り上げは含まれていない。10月17日に配信開始されたNintendo Switch版のおかげだとも述べられており、そのリリースによって一気に大台を突破したのかもしれない。
本作は、PC(Steam)および海外PS5/Xbox Series X|S向けに今年5月に配信。そして10月になって、Nintendo Switch版を含むコンソール版の国内リリースが開始され、このたびPS4版も配信された。この間には、使用できる資源が制限される一方で敵が強くなる高難易度モード「マーダー・オブ・クロウ」や、日本語対応を追加するアップデートも配信。ローカライズは架け橋ゲームズが担当している。
本稿執筆時点で、本作はSteamのユーザーレビューでは約3300件のうち実に98%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。PS Storeのプレイヤー評価も4.82(5点満点)となっており、非常に高い評価を得ている。本作は、『バイオハザード』など初代PlayStation世代の作品から影響を受けて制作されており、そのオマージュを取り入れつつ構築された雰囲気ある世界観や、巧みなパズル要素などが好評だ。こうした高い評価が、売れ行きにも好影響を与えたのだろう。
『Crow Country』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S向けに配信中。PC(Steam)/PS5向けには体験版も配信されている。