デベロッパーのGentleman Rat Studioは9月11日、オープンワールドライフシム『Critter Cove』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語表示に対応している。本作は早期アクセス配信の開始直後からさっそく好評を得ているようだ。
『Critter Cove』はライフシムと町づくりの両方を楽しめる、オープンワールドゲームだ。舞台となるのは「クリッター・コーブ」という、かつては人気の観光地だった町。現在は寂れ、美しかったビーチもゴミに溢れてしまっている。プレイヤーはそんな町に賑わいを取り戻すべく、冒険やクラフト、町づくりなどをおこない、町の発展のため奮闘する。
クリッター・コーブの発展には資金が必要となる。町でのさまざまな体験に金銭を払う観光客の呼び込みが資金獲得の鍵となるため、観光客をたくさん集めていくこととなる。
またダイビングなどの探索要素も存在。海を探索して拾ったゴミや資材を解体したり、植物から素材を採取したりするのだ。そうして得た素材は、観光客や住民向けの新しい店舗や施設の建築、家具や農場などの制作、観光客に振る舞う料理のクラフトに使用される。なお探索ではNPCである「クリッター」を見つけることができる。クリッターは町に勧誘することができ、勧誘が成功すると、町内の店などで仕事をするようになる。
それ以外にも遺跡を探索して博物館に飾ることができる遺物を入手したり、魚釣りや虫取りも可能。自宅を手製の家具で飾るハウジング。そしてクリッターとの会話、そしてプレゼントも可能なコミュニケーションなど、さまざまな要素にも事欠かない。
そんな本作は9月11日に早期アクセス配信を開始。本稿執筆時点で、Steamユーザーレビューの約200件中97%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得しており、盛況を見せている。ダイビングでの海中探索やゲーム内に漂うほのぼのとした空気感のスローライフが好評な模様。
また開発元Gentleman Rat Studioが『どうぶつの森』などに影響を受けたと明かしている。さまざまな生き物などの収集や町の開発、カラフルなクリッター(住人)など、いくつかの要素に共通点を見出すプレイヤーもおり、そうした要素がよくできていると『どうぶつの森』シリーズのプレイヤーからも高い評価を得ているようだ。さらに日本語訳も高品質だとして高評価に繋がっている。
本作は早期アクセス配信としてリリースされている。2025年中には正式版1.0としてリリースされる予定。とはいえ計画にはある程度の柔軟性をもたせているとのことで、具体的な日程は変動しうるようだ。
また早期アクセス配信開始時点では、先述した町の復興/発展要素、ダイビングによる探索などがすでに実装済み。正式リリースに向けては、さらなるプレイヤーアクティビティが追加され、ストーリーやワールドの追加もおこなわれていくようだ。なお正式リリースにあたっては価格の上昇が見込まれている。気になる人は早めに手に入れてしまってもいいだろう。
『Critter Cove』はPC(Steam)にて早期アクセス配信中だ。定価は税込2800円。なお現在リリース記念セールを実施しており、9月21日まで20%引きの税込2240円で購入ができる。