講談社ゲームクリエイターズラボ、「ド新人賞」を設立。ゲームのアイデアさえあれば応募できる、未経験者向け新人賞
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講談社ゲームクリエイターズラボは2月28日、新たに「ド新人賞」の設立を発表した。完全未経験者向けの新人賞とされており、応募資格は作ってみたいゲームをもつ未経験者であること。応募にはゲームのアイデアと自身のプロフィールが必要とされており、賞金5万円や担当編集者によるサポートなどが受けられるそうだ。
講談社ゲームクリエイターズラボは、講談社によるインディーゲームクリエイター支援プロジェクトだ。「年間最大1000万円差し上げますから、好きなゲームを作りませんか?」というコンセプトで、2020年9月に第1期メンバーの募集が開始。これまでに『違う冬のぼくら』や『IGNISTONE 』、『ぐちゃぐちゃ 蟠の章』など多数の作品がリリースされてきた。
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また現在同プロジェクトでは、インディーゲーム企画募集は「ゲームクリエイターズラボオーディション」として常時募集へと変更されており、有望な作品や企画をもつクリエイターに担当編集者がついてラボメンバーを目指すフェロー制度も実施中。2021年6月に部署として新設された講談社クリエイターズラボでは、ゲーム以外のジャンルのサポートもおこなわれているそうだ。
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今回発表された「ド新人賞」は、ゲーム制作完全未経験向けの新人賞とされている。応募資格は、作ってみたいゲームをもつ未経験者であること。完全未経験者向けの「未部門」と、ゲーム以外のプロフェッショナル向けとされる「異部門」2つの部門が用意されている。サポート内容については、ヒアリングなどを経てサポート内容が決定されていくそうだ。「未部門」の場合には、受賞後にサポートを得ず、個人で作る選択も可能。異部門では、自分で作らず開発チームの組成といった選択も用意されている。
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応募時には、作ってみたいゲームのアイデアと、自身のプロフィールが必要。受賞者には特典として賞金5万円と、副賞として担当編集によるトータルサポート、特別講師によるゲームスキルアップセミナーへの参加券などが送られる。募集期間3月31日23時59分までとなっており、5月の受賞者発表に向けて面談などがおこなわれていくそうだ。なお本新人賞はデジタルゲームのみを対象としており、アナログゲームは対象外となっている。最近では、国内でもインディーゲームの支援プロジェクトなども増えてきているが、ゲーム制作完全未経験者を対象とした新人賞は珍しいといえるだろう。
講談社ゲームクリエイターズラボによる「ド新人賞」は、応募フォームより参加者受付中。またゲーム制作経験者向けなどには、「ゲームクリエイターズラボオーディション」での募集もおこなわれている。