カウボーイ人生体験シム『Cowboy Life Simulator』さっそく大好評。牧場経営からならず者撃退銃撃バトルまで、西部開拓時代は山あり谷あり
RockGameは11月26日、『Cowboy Life Simulator』の早期アクセス配信を開始。本作は西部開拓時代のカウボーイとして牧場を経営するシミュレーションゲームであり、リリースからさっそく好評を博している。

パブリッシャーのRockGameは11月26日、Odd Qubitが手がける『Cowboy Life Simulator』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応している。本作はさっそく多くの好評を集めている。
『Cowboy Life Simulator』は、西部開拓時代のカウボーイとして牧場を経営するシミュレーションゲームである。プレイヤーはビジネスマンとしての日々に別れを告げ、アメリカ西部のブレイブスタンドという町で牧場を運営することになる。ただし本作では単にシミュレーションするだけに留まらず、充実したストーリーが体験できるほか、オープンワールドのマップ探索、銃撃を中心とした戦闘など、カウボーイの日々を彩るさまざまな挑戦と危険に満ちている。文字通り、一人のカウボーイの生きざまを体験できるゲームだ。

本作のゲーム進行は「農業(Farm)」「名声(Fame)」「開拓(Frontier)」という3つの要素が相互に絡み合っている。たとえば牧場経営だけに注力しても、農業に関することしか進まない。そのため町の住人たちとの交流を深めたり、ストーリーを進めたり、探索をして新たなスポットを発見したり、野生動物や無法者とのバトルを制したりと、多面的なカウボーイライフを体験することになるのだ。もちろん、従来の経営シミュレーションゲームのような牧場の建設や、作物や動物の世話、家を自由に飾り付けるようなシステムもある。
探索では木を切り倒す、鉱山で採掘をするなどの資源収集をすることになるほか、馬に乗って大地を駆けたり、ランタンを片手に謎めいた洞窟を探索したりといった本作ならではの要素も存在する。未開のフロンティアだったブレイブスタンドの周辺には、まだ誰にも知られていない秘密も眠っているようだ。
また、ブレイブスタンドの町は決して順風満帆とはいかないようである。ゲーム開始時点の10年前には富をもたらす場所と信じられ、多くの人が暮らしていたが、プレイヤーが訪れたときにはそんな認識も変わっていた。盗賊、干ばつ、人口減少といったさまざまな困難が立ちはだかり、未来に絶望して自ら命を絶った者もいる。プレイヤーはそんな困難にこそチャンスを見出し、挑戦するというわけだ。


そんな本作は早期アクセス配信を開始してさっそく、多くの好評を集めている。本稿執筆時点でSteamユーザーレビューは100件以上あり、そのうち90%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。本作は従来のシミュレーター系ゲームの枠に囚われず、探索や戦闘といった要素が加わり、西部劇映画さながらのストーリーが展開される作品だ。レビューではそうした多くの様相を見せる点を高く評価している声が多く聞かれ、まだ未実装となっている施設や、マップの拡張など、今後のアップデートに期待を寄せていることがうかがえる。
本作を手がけるOdd Qubitは、ポーランドを拠点とするインディーゲームデベロッパーである。現在のスタッフは7名とのことだが、そのうちゲーム業界経験者はわずか2名、創業者の1人でありディレクターを務めるJimmy Black氏と3DアーティストAdam氏だけだという。もう1人の創業者であるPrzemysław Stański氏は映画監督からプログラマーへと転身した異色の経歴の持ち主。リードプログラマーとして本作の開発を手がけるだけでなく、ストーリー執筆およびディレクションも担当している。本作は同スタジオがリリースする初の作品だが、元映画監督ならではのストーリーや西部劇らしい要素が充実している。スタジオの門出を飾る第1作の、今後の展開に注目したい。
ちなみに本作はかつて、現在のパブリッシャーであるRockGameが開発を手がけていた。過去のバージョンのプレイ動画やトレイラーは今でも見ることができる。Odd Qubitは2022年末に本作の開発を引き継ぎ、その後ほとんど一から作り直したとのこと。現在のようにストーリーが充実した作品となったのは、Odd Qubitが開発を引き継ぎ方針転換した結果のようだ。
『Cowboy Life Simulator』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中。現在はリリース記念セールが開催されており、12月11日までの期間限定で定価の10%オフとなる税込1890円で購入可能だ。




