最大4人プレイ対応・豪快FPS『Mycopunk』初日から高評価ラッシュ。味方も巻き込む大乱戦、多彩ビルド阿鼻叫喚シューター
Devolver Digitalは日本時間7月11日、最大4人協力プレイ対応FPS『Mycopunk』の早期アクセス配信を開始した。早速多くの好評を集めている。

パブリッシャーのDevolver Digitalは日本時間7月11日、Pigeons at Playが手がけるFPS『Mycopunk』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内は日本語表示に対応している。本作はリリースから早速多くの好評を集めている。
『Mycopunk』は最大4人までの協力プレイが可能な一人称視点のシューターゲームである。プレイヤーは廃棄寸前のおんぼろロボットとして、スクラップにされないように危険な仕事に身を投じることになる。プレイヤーたちの部隊名は「ニュー・アトラス・ハザード・クルー」。惑星Kraskの衛星New Atlasは、星全体を覆い尽くすほどの未曾有のキノコ災害に見舞われている。兵士や科学者、技術者など総勢30名で構成されていた先遣隊からの連絡はすでに途絶え、どうせ廃棄処分にしてしまうのならとプレイヤーたちにキノコ災害の調査が託された状況だ。ミッションをこなして、一攫千金の夢を叶えられるかどうかはプレイヤーの腕次第である。

ゲームプレイは拠点となる残骸船「Roach Motel」で準備を行い、惑星へ出撃してミッションを遂行、達成したら帰還して報酬を獲得するというサイクルになっている。それぞれ性能の異なる4体のロボットと武器を選択し、アップグレードを通じてさまざまな性能のビルドを作ることが可能だ。
選択できるロボットは4体。シールドを展開して敵をスタンさせたり攻撃を反射させられる元警備ロボ「BRUISER」、機動性が高く味方を回復できる元レスキュードローン「GLIDER」、味方が掴める柱を作ったりジェットパックで飛んだりできる元メカニックロボ「SCRAPPER」、敵を引き寄せたり逆に急接近したりできる元西部劇俳優ロボ「WRANGLER」と、どれも個性的だ。他のプレイヤーとの協力プレイ時には、同じロボットも選択可能。
アップグレードはどれも六角形が連なった形状をしており、六角形のマス目が並んでいる「アップグレードグリッド」に収まる限りいくつでも装着することができる。アップグレードの形状を考慮してうまく配置すると同時に、アップグレードの性能も考慮してうまくシナジーを生み出せる組み合わせを見つけるのも楽しみの一つとなるだろう。

そんな『Mycopunk』はさっそく多くの好評を集めており、早期アクセス開始から24時間経過していない本稿執筆時点でSteamユーザーレビューは150件以上、そのうち96%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。本作では、ハイテンポな戦闘で敵の大群を蹴散らす豪快なゲームプレイが繰り広げられる。また空中で弾がホバリングする銃など個性豊かな武器と、4種類のクラスの多彩なビルドで戦える点が持ち味。そんな情報量の多い戦闘においては、フレンドリーファイアが存在するなどハプニングも起こる仕様。賑やかな協力プレイ型の新作ゲームとして、人気を博している。
なおデモ版を遊んだプレイヤーは12万人以上いるということで、前評判通りの好評を集めているかたちだ。早期アクセスが開始したばかりの時点でもスピーディーな戦闘や多彩なアップグレードを楽しめる作品だが、今後さらに洗練されていくものと思われる。


本作の早期アクセス期間は約半年となる見込みである。先述の武器やアップグレードには無数の組み合わせがあり、ユーザーの協力のもと、ゲームのおもしろさを損なうほど強すぎる組み合わせがないか、逆に弱すぎて使われない武器はないかなど、バランス調整をおこなっていくとされている。
また、早期アクセス期間は物語を楽しんでもらうためのものでもあるようだ。アップデートのたびに舞台となる星New Atlasに変化が生じ、物語が少しずつ明かされていくとのことである。プレイヤーが臨む任務は単なる災害対策ではなく、何か裏があるような匂わせが随所に散りばめられている。早期アクセスに参加すれば、任務をこなしながら未曾有の災害の謎を追うストーリーをリアルタイムに味わうことができるだろう。
『Mycopunk』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。定価は税込1700円で、正式リリース時に上がることが予告されている。