人気協力ホラー『R.E.P.O』新ベータアプデでレーザー銃やハイテク伸縮足場など一挙実装。“羽が生えるアプグレ”もあるし、バランス調整もいろいろ

semiworksは5月30日、協力型ホラーゲーム『R.E.P.O.』に向けてv0.1.2.37をパブリックベータとして配信開始した。さまざまな新要素が実装されている。

デベロッパーのsemiworksは5月30日、協力型ホラーゲーム『R.E.P.O.』に向けてv0.1.2.37をパブリックベータとして配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本アップデートは新アイテムとしてレーザー銃の「Photon Blaster」と近未来的なハシゴ「Phase Bridge」を実装する。新アップグレードとしてはスタミナ回復用の「Crouch Rest」や、プレイヤーに羽をつける「Tumble Wing」などが追加。そのほかショップ価格や物理演算の一部調整を含めた大がかりなアップデートとなっている。

『R.E.P.O.』は「物理演算ベース」の協力プレイ対応ホラーゲームだ。本作では重さや当たり判定など、ゲーム内のオブジェクトがすべて物理法則に従って動く。プレイヤーの目的は、廃墟から貴重品をなるべく多く持ち帰ること。ステージに点在する貴重品にはそれぞれ価値がついており、落としたりぶつけたりすると、その数値がどんどん減ってしまう。プレイヤーは廃墟に蔓延るモンスターたちから逃げるか相対しながら、貴重品を集めて慎重に運ばなければならない。

このたびSteamにてパブリックベータとして公開されたv0.1.2.37では、新アイテムとしてレーザー銃のPhoton Blasterと近未来的なハシゴであるPhase Bridgeが実装された。Photon Blasterはプレイヤーが手に持って使用可能な新しいレーザー武器で、ビーム状のレーザー光線を発射することが可能だ。対してPhase Bridgeは半透明なエネルギーバリアを展開する、近未来的なハシゴとなっている。伸び縮みが可能で、プレイヤーが高い場所に登る際や崖などを渡るときに大いに役立つことだろう。

また今回のアップグレードから新たな要素として、しゃがみ(Crouch)中のスタミナ回復が実装された。それに伴い、新たにプレイヤーアップグレードCrouch RestとTumble Wingが実装された。Crouch Restはしゃがみ状態のプレイヤーのスタミナ回復速度を上昇させるアップグレードだ。一方でTumble Wingはプレイヤーの背中に羽を生やすアップグレードで、プレイヤーが転がりモーションであるTumbleを行うと少しの間浮くことが可能となる。敵からの攻撃を回避する際や、高いところから降りる際に利用できるアップグレードとなりそうだ。

さらに本アップデートでは一部の物理演算にも調整が加えられているようだ。これまでのバージョンにおいては、プレイヤーがStrengthアップグレードを上昇させすぎると手に持ったアイテムが震えてしまう不具合が存在していた。しかし本アップデートではそういった不具合が修正され、手に持つ物体の安定感が上昇したようだ。また以前から伝えられていた体力回復アイテムやエネルギークリスタルの価格がプレイヤー人数に応じて減少する調整も正式に実装。また上記2つのアイテムについては価格上限も設定されたため、今後は価格インフレに苦しむこともなくなりそうだ。

またほかにも敵モンスターUpscreamの連続スタン傾向やスタン時間の減少、一部マップの修正など、細かな調整も加えられている。気になる人は『R.E.P.O.』の公式DiscordサーバーのBeta_Announcementsに掲載されているパッチノート(英語)を確認されたい。なおパブリックベータにアクセスするには、Steamのライブラリ内で『R.E.P.O.』のプロパティからベータ欄にある「beta」を選択することでプレイすることが可能だ。


『R.E.P.O.』は、PC(Steam)向けに早期アクセスとして配信中だ。

【UPDATE 2025/5/30 23:44】
アップデート内容について一部修正

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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