協力マルチホラー『Lethal Company』久しぶりの大型アプデv70で“逃げ場なし”な新強敵モンスター実装。新たなアイテムやマップ刷新などテンコ盛り
個人ゲーム開発者のZeekerss氏は6月1日、『Lethal Company』に向けてバージョン70を配信開始した。新たな生命体や新アイテムなどが実装される、大掛かりな内容となっている。

個人デベロッパーのZeekerss氏は6月1日、『Lethal Company』に向けてバージョン70を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本アップデートにおいては、新たな生命体が追加されたほか、新たな貴重品の実装、一部マップの刷新などを含めた大掛かりな内容となっている。なお本稿には本アップデートについてのネタバレが含まれているため、留意されたい。
『Lethal Company』は、最大4人協力プレイ対応のホラーゲームだ。プレイヤーは「Company」の契約社員として放棄された衛星に向かい、廃工場や野外を探索して物品を回収。期限内に課されたノルマを達成し、無事に帰還することを目的とする。本作を手がけるZeekerss氏は一時アップデートを停止していたが、本アップデートにより正式に開発を再開するようだ(関連記事)。バージョン70で実装された新要素を見ていこう。

このたび配信されたバージョン70では、新たな生命体として「Giant Sapsucker」が追加された。Giant Sapsuckerは二足歩行の大型鳥類で、卵の入った巣と共に野外に出現する。卵はGiant Sapsuckerにより厳重に守られており、プレイヤーが卵に近づいたり、盗んだりしたことに気づいた場合、プレイヤーを猛追して攻撃を加える。なお卵はプレイヤーが手にもった場合、一定時間で孵化、喧しく鳴くベビー鳥が頭を出す。孵化した卵はGiant Sapsuckerを呼び寄せる効果があるようで、プレイヤー目掛けて加速度的に速度を上昇させながら猛追してくるので注意が必要だ。なおGiant Sapsuckerは本作において初となる「船の閉鎖された扉をこじ開ける」能力をもつ敵となっているため、船に戻ったからといって安全が確保されるわけではないようだ。
また新たな貴重品としてFridge、Sofa Chair、Dog House、Microwave、Electric Chairが追加された。一部の貴重品は座ったり、ほかのアイテムを補完したりするためのストレージとして利用することが可能だ。例えばElectric Chairは電気椅子となっており、プレイヤーが着席して、ほかのプレイヤーにより拘束してもらうことも可能。プレイヤー同士で新たなアイテムの“遊び”を見出すことも本アップデートの楽しみのひとつとなりそうだ。

本アップデートでは「マンション」内装にも、追加や修正が加えられた。ガーデンルーム、バスルーム、バースデールームなど、新たに8つの内装が実装されたほか、キャビネットなどのインテリアも追加され、マンションの探索要素が大幅に向上している。さらにマンション生成におけるアルゴリズムが一部変更され、行き止まりなどが減少し、部屋同士がループするような調整が加えられている。ほかのマップの内装と同様に、迷路を探索するような体験ができそうだ。
さらにプレイヤーが操縦可能なCompany Cruiserの耐久値が上昇し、安定感も向上。このほかレーダーシステムにHUDやフェイスカメラが実装され、利便性が向上するなど、細かな修正や遊びやすさの向上を含めたアップデート内容となっている。詳しい内容は公式パッチノート(英語)を参照されたい。

『Lethal Company』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。