マルチ対応ハクスラARPG『Last Epoch』無料大型アプデで大賑わい。正式リリースで人口爆発した人気作、日本語表示にもついに対応


デベロッパーのEleventh Hour Gamesは7月10日、『Last Epoch』に向け大型アップデート「Harbingers of Ruin」を配信開始した。本作の対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応している。本作は2月22日の正式リリース以来非常に多くのプレイヤーを集めるようになっており、今回のアプデでも大勢のプレイヤーが集まる盛り上がりを見せている。

『Last Epoch』は、ハック&スラッシュ要素を中心とするアクションRPGだ。オンラインでの協力プレイに対応している。本作の舞台となるファンタジー世界Eterraは、Voidと呼ばれる闇の存在に攻撃を受けている。プレイヤーはVoidの軍勢と戦いながら、過去や未来の世界を時空を超えて冒険。ランダムでドロップするアイテムを集め、キャラクターを強化していく。


本作はカスタマイズ要素が多いことが特徴である。クラスは15種類用意されており、またすべてのスキルにはそれぞれ強化ツリーが存在。プレイスタイルに合わせてスキルの性能を変化させることができる。装備品の性能はランダムで変化し、クラフトにより特性を変更することも可能。敵を倒してアイテムやクラフト素材を集め、さまざまな性能の装備とスキルと組み合わせて、ビルドを築いていくのだ。

本作は2019年5月よりSteamにて早期アクセス配信されていた。早期アクセス配信当初の本作の注目度はそれほど高くなかったようで、同時接続プレイヤー数が100人に満たない状態で推移していた時期も存在していた(SteamDB)。しかしながらマルチプレイへの対応などアップデートが繰り返しおこなわれて、プレイヤーベースも拡大。2021年ごろからは数千人の同時接続プレイヤーを集めるようになっていた。

そうしてじわじわ人気を集めてきた本作だったが、2024年2月に正式リリースされると突如人気が爆発。それまでのピーク記録の10倍近い約26万5000人もの同時接続プレイヤー数を集め、SteamDBによるSteam同時接続プレイヤー数の歴代記録で41位にランクイン。一躍歴史的な人気作となった。

 


正式リリース時にピークを越えたあとは、同時接続プレイヤー数も5000人程度で推移するなど落ち着きを見せていたが、7月10日にバージョン1.1となる大型アップデート「Harbingers of Ruin」が配信開始。同時接続プレイヤー数もふたたび上昇しており、直近のピークで約7万1700人を記録。ファンベースが拡大していることがうかがえる盛り上がりを見せている。また6月28日から7月12日にかけて実施されたSteamサマーセールにて久々のセール販売がおこなわれていたことで新規層も一定数参入していたのかもしれない。

同アプデでは30のユニークアイテムが追加されたほか、新たに共通アクションとしてEvade(回避)が実装。また本稿執筆時点ではSteamストアページの表記にはまだ反映されていないが、日本語表示への対応もおこなわれた。日本語対応をきっかけに、本作の日本のプレイヤーへの人気もさらに高まっていくのか、今後の展開が注目されるところだ。

『Last Epoch』はPC(Steam)向けに配信中だ。価格は税込3900円。またゲーム内は日本語表示に対応している。