傑作ホラーゲーム『Condemned』が突如Steamなどから消失。一部ファンは「リメイク/リマスターが来るから説」に一縷の望みかける
Monolith Productionsが手がけたホラーFPS『Condemned: Criminal Origins』が本日11月1日にSteamおよびXboxのストアから消失。突然の出来事が話題となり、ファンの間では憶測も飛び交っている。

Monolith Productionsが手がけたホラーFPS『Condemned: Criminal Origins(コンデムド:クリミナルオリジンズ)』(以下、Condemned)が本日11月1日にSteamおよびXboxのストアから消失。突然の出来事が話題となり、ファンの間では憶測も飛び交っている。
『Condemned』は、2005年にリリースされたホラーFPS。舞台となるのは、動物の大量突然死と、凶暴化した人間による犯罪が急増した町。プレイヤーは、警官殺しの罪を着せられたFBI捜査官となり、濡れ衣を晴らすため奔走するうちに狂気に足を踏み入れていく。本作は近接戦闘を中心としたシステムを採用。人間性を失い狂気に染まった暴徒たちとの熾烈な戦闘の緊張感や、ホラー演出が秀逸であるとして人気を博した。

開発元のMonolith Productionsは、ホラーFPSシリーズ『F.E.A.R.』でもホラーとアクションの融合で好評を博したほか、指輪物語の舞台「中つ国」を舞台としたアクションRPG『シャドウ・オブ・モルドール』も高評価を受けた。また、同スタジオは長らくWarner Bros. Games傘下スタジオとして活躍。しかしながら、同スタジオはほかのWarner Bros. Games傘下スタジオと共に、今年2月に突如として閉鎖が報じられた(関連記事)。
そうした中、突如として『Condemned』がSteam(日本国内向けには未発売)およびXboxのストアページから消失したとの報告がなされた。話題となった発端としては、インフルエンサーのWario64氏が本日SNS上にて投稿。PC Gamerといった海外メディアもこの消失について取り上げている。
本作の消失はさっそく話題となり、Fanaticalといったゲームキー販売プラットフォームでは、Steam向けの製品コードが売り切れに。前述のSNS投稿のリプライ欄では、ファンたちが本作の販売停止を惜しんだり、はたまた本作の思い出について語るコメントを寄せたりしている。
また、そうしたファンの間では「本作のリメイクやリマスター版が出るのではないか」との憶測も飛び交っているようだ。リマスターに期待を寄せるコメントが散見されるほか、前述のPC Gamerの記事では、Monolith Productionsの共同設立者であるJace Hall氏が、『Condemned』消失の直前にNightdive Studiosのインタビューを受けていたことを指摘。Nightdive Studiosは、『System Shock』リメイク版などで知られるリマスター/移植開発の名手。そんな同スタジオがJace Hall氏との対談動画を、『Condemned』ストアページ消失直前に公開したことに“リメイク/リマスター展開の気配”を見出しているようだ。
とはいえ、現状では「『Condemned』がいきなり消えた」以上のことは判明しておらず、公式発表もない。すべては憶測に過ぎないものの、本作の復活を望むファンの声が多いことだけは確かだ。今回の騒動によって傑作ホラーFPSとして多くのユーザーのノスタルジーを呼んだ『Condemned』が、今後ふたたび遊べる時が来るのか、まさかの新展開があるのか、今後の動向が注目される。
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