PS5/PC向け新作ヒーローFPS『コンコード』は「バトルパスなし」、かつ無料アプデで運営していく。開発者は“プレイヤーを縛らないゲーム”とアピール


ソニー・インタラクティブエンタテインメントは7月25日、先日実施された『CONCORD(コンコード)』のオープンベータテスト中に寄せられた質問の一部に回答した。公式の回答によれば、本作ではバトルパスのようなマネタイズはおこなわれないという。

『コンコード』は5対5の対人戦で繰り広げられる、チーム対戦型のヒーローFPSだ。PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5向けに8月24日に発売予定で、通常価格は税込4480円。架空の星系を舞台として、プレイヤーは“ノーススター”のクルーである、プロの傭兵集団のひとり、「フリーガンナー」としてプレイすることになる。

フリーガンナーはそれぞれ独自のスキルを所持。非常に耐久力が高くメイン武器の掃除機で罠や設置物などを吸い込むことができる「1-OFF」や、火の魔法を使う「ヘイマー」といったキャラが存在。これら個性豊かなキャラたちを扱い、エリアを確保したり、オブジェクトを確保したりする対戦に臨むことになるのだ。


本作では7月19日から7月22日まで、PCおよびPS5向けにオープンベータテストを実施されていた。ベータテスト期間中にはユーザーからの質問が寄せられていたようで、7月25日、本作公式Xアカウントがそのうちの一部への回答を公開した。そこでは「バトルパスを実装しない」という旨が語られている。

バトルパスとは、主にゲーム内に期間限定で実装される、特定の条件を達成していき、報酬としてゲーム内アイテムなどを獲得するシステムだ。レベルやティアが設定され、進行することで報酬を獲得していく形式が多くみられる。無料でも報酬を獲得することはできるものの、有料バトルパスを購入することによって、よりレアなアイテムや、報酬数が増えるといった方式が一般的だ。

近年では運営型ゲームではバトルパスが提供されることが一般的になっている。同じシュータージャンルのゲームでは、『オーバーウォッチ2』や『Apex Legends』、『VALORANT』などがバトルパス方式を採用。また『レインボーシックス シージ』や『ストリートファイター6』など、買い切りのゲームであってもライブサービスがおこなわれるゲームではバトルパスが提供されることがある。『コンコード』も対戦シューターとして継続的に運営されていくとみられ、買い切り作品ながらバトルパスが用意されるかどうかが質問として寄せられたのだろう。


『コンコード』の公式の回答によれば、本作でバトルパスを実装しない理由について、リリース初日からやりがいがあり、しっかりした体験を提供したかったためだという。そのため本作では、アカウントやキャラのレベルアップや、指定されたジョブをこなすだけで豪華な報酬(meaningful rewards)を獲得できるとのこと。また回答では発売後のコンテンツ展開についても言及。ローンチは始まりにすぎず、新たなキャラやモードなどを無料で実装することが明言されている。近日中に発売後のロードマップが公開されるとのことだ。

この発表には驚きを示すユーザー反応が散見される。なかにはバトルパス報酬を獲得するための義務的なやりこみから解放される、といった喜びの声も見られる。本作のゲームプレイアニメーションディレクターを務めるMark DeRidder氏もこの回答ポストを引用。「あなたが『コンコード』を所有しているのであって、『コンコード』があなたを所有しているわけではない」として、バトルパスでプレイヤーを“縛らない”といった狙いがあることを示している。

運営型タイトルでは有料拡張コンテンツやバトルパスの展開でマネタイズされる傾向がある昨今、本作では「バトルパスを展開しない」方針が掲げられている点は興味深い。競合も多いヒーローシューターというジャンルで、「バトルパスなし」という本作の姿勢が功を奏するかどうかも注目されるところだろう。

『コンコード』はPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5向けに8月24日リリース予定だ。