マルチ対応・冒険街作りゲーム『Necesse(ネセス)』大型アプデで“見た目がほとんど別ゲーム”に。3000アセット以上を描き直して洗練


デベロッパーのFair Gamesは8月11日、早期アクセスとして配信中の『Necesse: ネセス』にて、大規模なグラフィックアップデートを配信開始した。本作はPC(Steam)向けに配信中で、ゲーム内は日本語表示にも対応。現在、35%オフの1104円(税込)で販売中だ。セール期間は8月25日まで。

『Necesse』は見下ろし型のオープンワールドサバイバルクラフトゲームだ。舞台となるのはモンスターの蔓延るファンタジー世界。プレイヤーはランダムに生成される世界にて、NPCを仲間にしてコロニーを構築したり、モンスターやボスと戦闘したりしながら冒険を繰り広げることになる。シングルプレイのほか、ワールド(サーバー)に集って協力プレイすることも可能となっている。


『Necesse』は2019年、Steam向けに早期アクセスとして配信を開始。以来長らくアップデートを重ねて、多数のコンテンツが追加されている。本作は本稿執筆時点で約1万1000件のSteamユーザーレビューを集め、うち94%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得しているなど、高い評価を受けているタイトルだ。

そんな本作に向けて8月11日、グラフィックを大幅刷新する「グラフィックアップデート」が配信開始された。同アップデートは「別のゲームのように見えるはず」と開発元が豪語するほどのグラフィック刷新が盛り込まれ、コンテンツなども追加される大規模アップデートとなっている。

『Necesse』は、もともと開発者のMads Skovgaard氏によって2012年に単独開発が開始された。2019年には早期アクセス配信開始に漕ぎ着けるものの、ピクセルアートで描かれたグラフィックは小規模開発ゆえか、味がありつつもかなり素朴な印象だった。しかし、Skovgaard氏が立ち上げた開発元Fair Gamesは約1年前からその規模を拡大。その頃から、2人のアーティストを雇って今回のグラフィック全面刷新アップデート計画が進行していたとのこと。

*上が今回のアップデート前、下がアップデート後

*上が今回のアップデート前、下がアップデート後


今回のアップデートにあたっては、3298点を超えるアセットがアーティストの手によって描き直されたという。アセット刷新以外の面でも、ライティングや風エフェクト、水深の表現などによりグラフィックが強化。キャラクターの外見パーツや、コスメティックアイテムといったコンテンツ追加も実施されている。また、今回のアップデート作業完了によりアーティストたちの負担も減り、より大規模・短いスパンでのアップデートが可能となるとのこと。

本アップデート配信後、本作のSteam同時接続プレイヤー数は、一昨日のピーク時で2800人を超えるなど盛況を見せた(SteamDB)。アップデート配信を知らせるニュースには、プレイヤーから多数のコメントが寄せられている。今回のアップデートを歓迎する声が多く見られるものの、中には過去のグラフィックを懐かしむ者もいるようだ。そうしたプレイヤーに向けて、開発元から旧式テクスチャーのパック「Legacy Textures」も提供されている。こちらは、本作ワークショップから利用可能だ。

*アップデート後のスクリーンショット


なお、今回のグラフィックアップデートは本作のロードマップの一部として予告されていた。本作は2024年中に、ほかにも多数のアップデートを配信する見込み。ゲーム開始時の冒頭シーケンスやチュートリアルのほか、経済システムのリワークや入植地管理の改善などの実装が予定されている。

『Necesse(ネセス)』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。現在アップデート配信記念としてセールも実施中で、35%オフの1104円(税込)で販売中だ。セール期間は8月25日まで。