目隠し必須ホラーゲーム『Cling to Blindness』11月7日発売へ。音だけを頼りに儀式を遂行、ただし足音さんに追いつかれてはダメ

PLAYISMは10月31日、『Cling to Blindness』を11月7日に発売すると告知。本作は音だけを頼りにある村の跡地で儀式を執り行うホラーゲームで、目隠しを用いたゲームプレイが推奨されている。

弊社アクティブゲーミングメディアのパブリッシングブランドPLAYISMは10月31日、『Cling to Blindness』を11月7日に発売すると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は税込690円。発表にあわせて、怖いゲームが苦手なプレイヤー向けのゲームモード実装も発表されている。

『Cling to Blindness』は、音だけを頼りにある村の跡地で儀式を執り行う、目隠し必須ホラーゲームである。本作の主人公サツキは儀式を遂行するため、とある村の跡地へ向かっていた。儀式にあたってはいくつかのルールが存在している。一つ、目隠しは絶対に取らないこと。二つ、あしおとさんに追いつかれないこと。三つ、御札を5枚全て回収すること。目隠しをしながら儀式を執り行う、音を頼りに進む恐怖が待ち受けている。

本作でプレイヤーは、主人公サツキの視点から儀式をおこなう。ある村の跡地にある、5枚の御札を詰めることが目的となるようだ。ただし本作では、画面には何も映らない。そこで、プレイヤーは音を頼りにゲームをプレイしていく。たとえば風鈴の音が右から聞こえているとする。マウス操作によって体の向きを変えると、音の聞こえてくる方向も変化。本作では音を頼りに、何も見えない空間を進んでいくわけだ。

ある村の跡地には目印となる風鈴の音以外に、あしおとさんの足音も存在している。あしおとさんなる何かには決して追いつかれてはいけないため、足音が聞こえた際には音を頼りに回避。本作では足音から逃げながら、風鈴の音を追って御札を集めていくのだろう。

プレイ時間は1時間から1時間30分程度。ジャンルスケア要素はないという。また本作は目隠し必須と謳われている。画面には何も映らないため、目隠しを取られるまで、目隠しを外さないでほしいそうだ。サツキ役を声優の伊瀬茉莉也さん、案内人役を声優の三石琴乃さんが務めている点も特徴だろう。

本作は、個人開発のゲームクリエイターLizardry氏が手がけている。過去作としては言語解読ADV『7 Days to End with You』をリリース。2023年リリースの前作『Refind Self: 性格診断ゲーム』では、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー3264件中87%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。両作ではそれぞれ異なる個性的なアイデアを、ゲームとして作り上げてきた。

本作『Cling to Blindness』は、そんなLizardry氏による新作となるわけだ。新情報としては、「ペンギンさんモード」の追加が発表されている。ゲーム内でPキーを押すと、「ペンギンさんモード」に変更可能。あしおとさんの足音が、可愛いペンギンの足音に変化するそうだ。本作にはもともとジャンプスケアはなく、恐怖演出も控えめとされており、ホラーゲームとしては比較的誰でも遊びやすい内容だと思われる。同モードが存在することで、さらに幅広いプレイヤーがチャレンジしやすいゲームになっているのだろう。また公式サイトでは、配信者向けの目隠し素材も配布中だ。

Cling to Blindness』はPC(Steam)向けに、税込690円で11月7日発売予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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