物理演算ヘリコプター荒ぶりシューター『Cleared Hot』、100%好評のまま人気上昇中。ほとんど何でも吊り下げ放題、変態飛行で戦場を散らかしまくり
MicroProse Softwareは11月20日、『Cleared Hot』を早期アクセスで配信開始した。

パブリッシャーのMicroProse Softwareは11月20日、『Cleared Hot』を早期アクセスで配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語表示に対応している。本作は100%の好評率のまま、人気を伸ばし続けている。
『Cleared Hot』は見下ろし視点のヘリコプターシューターゲームだ。物理演算が導入された世界で、ヘリを縦横無尽に操り、要人の救出や敵基地の破壊といったさまざまなミッションをこなしていく。

本作にはさまざまな種類のヘリが実装されており、それぞれ機体の性能やカスタマイズ可能な装備スロットが異なる。また特徴として、ロープとマグネットを用いてさまざまなオブジェクトをヘリで掴むことができる。コンテナや車両を運んだり、敵が放ったミサイルを掴んで撃ち返したりすることが可能だ。また、ヘリで味方部隊を運んで基地を守らせるといった要素も存在する。

11月20日に早期アクセスで配信された本作だが、Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で約260件のレビューを受け、そのすべてが好評レビューとなっている。このままいけば「圧倒的に好評」ステータスを獲得する見込みだ。本作を手がけたのはインディーデベロッパーのNot Knowing Corporation。過去の資料を見るに、同社はかつてCfinger Gamesの名前でも活動していたようだ。
ところで本作は、Electronic Artsが1992年に手がけた『デザート・ストライク 湾岸作戦』をはじめとする『Strike』シリーズ作品を想起させるとして、同シリーズのファンからも好評を得ている。本作では同シリーズにも似たゲーム体験を3Dで再構築しつつ、ローポリ感のあるどこかレトロなグラフィック表現を採用。まさに現代風のブラッシュアップともいえる進化を遂げている。また物理演算によってオブジェクトを活用する戦闘システムは本作独自の味付けであり、突飛な挙動とともにヘリが戦場で暴れまわる様子はときおり笑いも誘う。

一方で、ボリューム面は本作の課題となっている。早期アクセス開始時点で、ヘリやアップグレードは多種多様なものが実装されているのに対して、ストーリーミッションは現時点で第1章までが実装。公開されているロードマップによると、半年から1年の期間を予定している早期アクセス期間の中で、正式リリースに向けて第3章までが追加されるようだ。基本となるシステムは完成されているため、コンテンツの拡充については今後に期待されるところだろう。
『Cleared Hot』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。現在リリース記念セールにより、11月28日まで10%オフの税込1530円で購入可能となっている。




