実在都市どこでもバス会社運営シム『City Bus Manager』正式リリースされ人集まる。地理データを読み込みお好みの街がマップになる高評価シム

Aerosoftは6月25日、『City Bus Manager』を正式リリースした。地理データベースをもとにしたマップでバス会社を経営する、シミュレーションゲームだ。

パブリッシャーのAerosoftは6月25日、PeDePeが手がける『City Bus Manager』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は税込3967円。また現在リリース記念セールがおこなわれており、7月10日まで30%オフとなる税込2776円で購入可能だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。正式リリースにともなって本作の同時接続プレイヤー数も増加し、賑わいを見せている。

『City Bus Manager』はバス会社経営シミュレーションゲームだ。本作の特徴としてweb上で公開されている地形情報のオープンデータベースOpenStreetMapに基づき、世界中の実在の土地をマップとしてプレイすることが可能。プレイヤーは好きな町を選び、自分のバス会社を運営することができる。


ゲームプレイでは、車両基地に施設を建築しつつ、バスの路線を管理していくことになる。マップには実際の建物や観光スポットなどの情報が存在しており、客の需要に関係してくる。現実の一方通行なども反映されるため、効率のよいルートを考えてバス停を設置することになる。また、客からチケット代を得られない代わりに、指定通り走らせることでクライアントから固定で収入を得ることができる公共路線や、臨時のシャトルバスを走らせるスポット契約なども存在。いろいろな方法で収益を増やしていく。

車両基地にはスタッフたちが働くオフィスのほか、バスの駐車場や整備施設などが建設可能。車両基地にてバスを購入し、運転手や整備士などを雇って運営をおこなっていくことになる。バスは複数種類が存在し、それぞれ乗客店員や燃費など性能が変わってくる。また定期的に給油や掃除、整備などが必要になるため、状態に気をつけながらバスを運行。客の満足度など目標を達成してアップグレードなどをアンロックしていき、会社を発展させていく。

本作は2022年11月よりSteamにて早期アクセス配信が開始された。ユーザーレビューでは本稿執筆時点で、約1300件中90%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。実在の町を舞台に、自由にバスを運行させられるゲームプレイなどが好評を得た。また本作はSteamワークショップに対応しており、バスのデザインなどを共有できるところを評価する声も見られる。

 


そんな本作が今回6月25日に正式リリースされた。正式リリースにともなっておこなわれたアップデートでは、新たにシナリオモードが追加。同モードではあらかじめ用意された設定に基づき、ゲームプレイをおこなうことができる。シナリオは自分で制作することもでき、またワークショップで共有することも可能という。

そのほか客がときどき無賃乗車をするようになり、それにともなって切符を確認するスタッフが必要になるといった要素も追加された。また、これまで250本までだったバス路線の数の制限が撤廃。さらにマップの大きさをこれまでよりも拡大することができるようになっている。

また正式リリースにともない、本作の同時接続プレイヤー数も上昇している。これまでは300人前後で推移していたところ、直近のピークで661人を記録(SteamDB)。早期アクセス配信開始直後に残したこれまでのピークに次ぐ数字となっている。ちなみに開発元のPeDePeの共同創設者、Niklas Polster氏によると、本作はこれまで50万人以上にプレイされているとのこと。人気を集めてきた本作が今回正式リリースされ、一定の盛り上がりを見せているかたちである。

『City Bus Manager』はPC(Steam)向けに配信中だ。価格は税込3967円。また現在リリース記念セールがおこなわれており、7月10日まで30%オフとなる税込2776円で購入可能だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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