短編推理ゲーム『City of Voices』発表。『The Rise of the Golden Idol』開発者が贈る、20世紀末イギリスでの謎解き物語

Kini Gamesは1月3日、『City of Voices』をSteam向けに発表した。本作は人気推理ゲーム『The Rise of the Golden Idol』のライターおよびデザイナーを務めたWill Ackermann氏が開発を手がけている。

デベロッパーのKini Gamesは1月3日、『City of Voices』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は推理アドベンチャー『The Rise of the Golden Idol』を手がけた開発者による作品となっている。

『City of Voices』は推理ゲームだ。舞台となるのは2000年前後のイギリス郊外。主人公の少女は中学校(secondary school)への入学初日よりいじめに遭遇してしまう。そんな中、突如として変わった出来事を体験。プレイヤーは少女を中心とした不思議な出来事に対し、推理をして謎を解き明かすこととなるようだ。

ゲームプレイにおいては、『The Rise of the Golden Idol』に類似したシステムを採用。事件/出来事の一場面を切り取った瞬間が提示され、プレイヤーはそれぞれの手がかりを調査。そして答えとなる特定のワードを、プルダウン式の選択肢から選び、回答とするようだ。

Kini Gamesによればゲームでは9エピソードが展開されるとのこと。ゲームプレイは4時間から6時間程度を想定しており、難易度も簡単なものから難しいものまで幅広く用意されているそうだ。ゲームでは紆余曲折に満ちながらも、心温まるようなストーリーが繰り広げられるとのことで、物語がエピソードを通じてどのように展開されていくかも注目されるところだ。

本作を手がけるKini Gamesは、『The Rise of the Golden Idol』のライターおよびデザイナーを担当したWill Ackermann氏による、個人のインディーゲーム開発スタジオだ。『The Rise of the Golden Idol』は架空の1970年代の世界を舞台にしたポイント&クリック形式の推理アドベンチャーゲーム。バラバラな事件の裏にある真実を暴く、高難度ながらもカタルシスのあるゲームプレイが高い評価を獲得している作品だ。

『City of Voices』を手がけるにあたっては、そんな『The Rise of the Golden Idol』の共同制作者であるAndrejs Kļaviņš氏とErnests Klavins氏に了承を貰い、同作と似たシステムにて作り上げることになったという。また両名は「デモ版のあらゆる瞬間が楽しかった」との感想を寄せている。リリース日はまだ明らかにされていないため、続報を心待ちにしたいところだ。

『City of Voices』はPC(Steam)向けにリリース予定だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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