ウサギのパン屋生活ゲーム『Cinnabunny』ぐんぐん評判高まる。ウサギしかいない村でパン作り、寄り道も自由な癒しのスローライフ

Reky Studiosは2月20日、パン屋経営ライフシミュレーションゲーム『Cinnabunny』を配信開始した。本作にはさっそく高評価が集まっている。

デベロッパーのReky Studiosは2月20日、パン屋経営ライフシミュレーションゲーム『Cinnabunny』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。なお、現時点では日本語表示に対応していない。本作はリリースから1週間となる執筆時点でさっそく高評価が集まっている。

本作は、ウサギとなってパン屋を営む作品だ。Reky Studiosによると、『どうぶつの森』や『Stardew Valley』などから影響を受けたという。プレイヤーは、Sugar Creek Burrowsと呼ばれるたくさんのウサギたちが暮らす村のパン屋となり、ほかのウサギたちと仲良く暮らしていく。


パンを作るためには、まずは材料を用意しなければいけない。小麦は、自らの畑で栽培して収穫。森に行けば卵を獲得でき、洞窟で採掘することで塩を入手できる。また、ベリーやナッツ、スパイスなど、レシピによってさまざまな材料を手に入れることが求められる。進行度に応じて新しいパンのレシピを覚えていくことも可能だ。

そしてパン作りは、収穫した小麦を粉挽きするところから始まる。自家製の酵母も用いつつ、生地ができたら次はパンをこねる作業も必要。方向キーのコマンドによってパンの形状を決められるミニゲーム要素も用意されている。窯に入れて少し待ったら、無事にパンの完成だ。ベーカリーの設備が充実していけば、よりバリエーション豊かなパンが作れるようになっていく。

また村ではたくさんのウサギの住民が登場する。ウサギたちは皆それぞれの仕事を営んでおり、通貨となるニンジンを使ってさまざまなものを購入できる。作ったパンを住民たちに振舞って、友好関係を深めていくことも大事だ。ウサギ同士、互いに助け合いながら仲良く暮らしていこう。

本作はSteamユーザーレビューでは本稿執筆時点で135件中96%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。また、本作は「パン作り」という一見“インドア”な活動をテーマにしていながら、自然を豊かに描いているという点が特徴で、ユーザーから高い評価を得ている要因の1つだと感じる。四季や時間帯によって変わっていく美しい村の風景がとても美しく、特に日没の風景はとても風情がある。また、村ではパン屋としての活動だけでなく、さまざまなアウトドアアクティビティが楽しめる。森でバードウォッチングをしたり、カイトボードで水上を走ったり、さらにはシカの友達に乗せてもらうなんてこともできるようだ。目的に縛られず、好きなようにくつろぐのも楽しみ方の1つだ。

Reky Studiosはウサギが大好きな個人ゲームデベロッパー。過去にもウサギが植物や花を育てるゲーム『Bunhouse』をリリースしており、本作はその精神的続編とされている。ぴょこぴょこと走る様子や、物を持って二足立ちする姿など、1つ1つの動作がとてもウサギらしく、細部にまで制作者のウサギ愛を感じることができるだろう。

なお、本作はオンラインマルチプレイにこそ対応していないが、1つのPC上で画面分割して遊べるローカルマルチプレイが用意されている。開発者によると、ゲーマーにもゲーマーでない人にも楽しんでもらえるように制作されたという本作。並んで仲良くウサギを操作する体験は、きっと2人の仲を深めるきっかけになるはず。家族や友人と、休日にゆっくりプレイしてみるのはいかがだろうか。

パン屋経営ライフシミュレーションゲーム『Cinnabunny』は、PC(Steam)向けに好評配信中だ。

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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