昭和風・脱出×推理ゲーム『蜂とアヴァンギャルド』Steam向けに発売。 軍国化が進むなかで起こる怪事件、人々の“嘘”を暴く麗し諜報員物語


株式会社チップチューンは8月9日、推理アドベンチャーゲーム『蜂とアヴァンギャルド』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam)。価格は税込1650円。

『蜂とアヴァンギャルド』は謎解き脱出ゲームと推理ゲームの要素を持つアドベンチャーゲームだ。 舞台は昭和初期の日本に似た架空の国、「大日皇国」。 皇歴2588年、軍靴の音が聞こえはじめた時代に、陸軍は秘密情報部「テアトル」を設立。主人公である蜂矢久暁(はちや ひさあき)は片腕を失った「テアトル」の軍人スパイだ。その前に立ちはだかるのは、主人公を疑う刑事、死んだはずの重要参考人など、ひと癖あるキャラクターたち。プレイヤーはそれぞれ「嘘」を抱えた彼らと対立し、時に手を組みながら事件の解決に挑むことになる。

本作においては、テアトルの指令を受けた主人公による事件の捜査が描かれる物語パートのほか、探索パート、推理パートといった複数のパートで進行する。探索パートにおいては、脱出ゲームのように現場を調べ、証言や証拠を集めていく。そして証拠を集めるためにはアイテムを駆使したり、さまざまなパズルを解いたりする必要もある。

そうして集めた証拠は推理パートで重要参考人に突きつけることができる。矛盾する事実と現場の証拠を照らし合わせて参考人の反応を引き出し、嘘を暴きながら事件の真相に迫っていくのだ。本作は複数の章仕立てで構成されており、解決すべき事件は1章ごとに完結。現在は0章から2章までの物語が収録されており、3章以降は順次リリースされるという。

(C)Chiptune,Inc./hipopo
(C)Chiptune,Inc./hipopo

メインキャラクターとしては謎めいた経歴を持つ隻腕の軍人スパイである主人公・蜂矢のほか、刑事を名乗る腹黒い野心家の男・鼬崎英一朗(ゆうざき えいいちろう) と犬神事件の重要参考人でありケンカ早い性格の狗上入也(くがみ いりや)が登場。キャラクターはそれぞれ何かしらの「嘘」を抱えているといい、お互いをだましあい、時には協力しながら事件の捜査を進めていくことになる。また 鼬崎英一朗の声優を西山宏太朗氏、狗上入也の声優を石谷春貴氏が担当。豪華声優によって彩られる物語も魅力のひとつとなる。

本作のパブリッシング・企画・開発を手がけるのは東京都・杉並区に拠点を置く株式会社チップチューン。アニメーションやイラスト、ゲーム、漫画などの企画や制作を主な業務とする会社だ。また企画・開発には同社が運営するゲームアプリレーベル hipopoも携わる。過去には主にスマートフォン向けにアプリゲームの開発を手がけており、『蜂とアヴァンギャルド』はhipopoが携わるSteam向けの第一作目のゲームとなるかたちだ。

『蜂とアヴァンギャルド』はPC(Steam)にて配信中。価格は税込1650円。ストアページでは体験版も配信中。