『ウィッチャー3 ワイルドハント』Nintendo Switch版が実はかなり売れ行き好調、“2番目”に売れた年も。『サイバーパンク2077』Switch 2版もちゃんと売れる

CD PROJEKT Groupは3月20日、2025年度の業績を発表。発表によれば『ウィッチャー3 ワイルドハント』のNintendo Swtich版の売上が非常に好調だったことなどが伝えられている。

CD PROJEKT REDなどを傘下に持つCD PROJEKT Groupは3月20日、2025年度の業績を発表した。その中で、『サイバーパンク2077』や『ウィッチャー3 ワイルドハント』の年度ごとのプラットフォーム別の売り上げが公表され、一部で注目が集まっている。

まず、同グループの2025年度の業績の概要としては、売上高は8億6700万ポーランドズウォティ(約3720億円)で、連結純利益は5億9500万ポーランドズウォティ(約2550億円)となり、同グループとして史上2番目に好調な収益を得たとのこと。

CD PROJEKT Groupの2025年度の売り上げは、『サイバーパンク2077』や『ウィッチャー3 ワイルドハント』の継続的かつ力強い売れ行きに支えられたという。『サイバーパンク2077』のPS Plusゲームカタログ向けの提供や、Nintendo Switch 2版の発売も寄与したそうだ。そして業績発表会の中で同社は、『サイバーパンク2077』と『ウィッチャー3 ワイルドハント』の発売後の、年度ごとのプラットフォーム別の売り上げを公表した。

『サイバーパンク2077』は、ローンチ当初にPS4/Xbox One版のパフォーマンスの低さやバグの多さが指摘され、PS4版はPS Storeから一時取り下げられ、CD PROJEKT REDが返金対応をする異例の事態に。その影響もあってか、PC版が終始リードする売れ行きとなっている。Nintendo Switch 2版が発売された2025年の割合でいうと、PC版(51%)、PS4/PS5版(29%)、Nintendo Switch 2版(10%)、Xbox One/Xbox Series X|S版(9%)という並びである。

より興味深いのは『ウィッチャー3 ワイルドハント』の方のデータかもしれない。こちらもPC版がよく売れているが、PS4/PS5版の売り上げもかなり多く、2015年のローンチ時にはPC版を上回っていた。そして2019年以降にはNintendo Switch版もデータに加わっており、その存在感も注目である。PS4/PS5版に匹敵するほどの売り上げを記録しているのだ。

『ウィッチャー3 ワイルドハント』はオープンワールドRPGのAAAタイトルであり、本体性能的に制限のあるNintendo Switch向けに移植されたことは当時大きな話題となった。実際のところ、他機種版と比較するとビジュアルおよびパフォーマンス面では見劣りするが、それでもかなり大きな売り上げを叩き出していることが明らかになった格好だ。

移植開発を担当したSaber Interactiveによると、“『ウィッチャー3 ワイルドハント』らしさ”の維持にこだわり、単に要素を削るのではなくクリエイティブな手法によって最適化した上で、Nintendo Switch上で30fpsで動作する移植を実現させたという(関連記事)。Nintendo Switchでも超大作をプレイできるというのは単純に嬉しいが、Nintendo Switch版の好調な売れ行きは、そうした開発元の努力が認められた結果とも言えるかもしれない。

なお今回の業績発表では、CD PROJEKT Groupは2025年度には主に『ウィッチャー4』および『サイバーパンク2077』シリーズの続編開発に投資。また、CD PROJEKT REDが「Hadar(コードネーム)」と呼ばれる新規IPの開発に着手したことも発表されている。

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Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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