カピバラほんわか冒険ゲーム『Capy Castaway』発表。『A Short Hike』の作曲家が彩る、カラスとカピバラまったり珍道中
パブリッシャーのBig Blue Sky Gamesは12月11日、Kitten Cup Studioが開発する『Capy Castaway』を発表した。プラットフォームはPC(Steam)で、発表によればコンソールにも対応する予定。
『Capy Castaway』はアドベンチャーゲームだ。主人公はカピバラのCapyとカラスのCrow。彼らが住む動物園は洪水に見舞われ、二匹は見知らぬ島に漂着してしまう。彼らは協力して家に帰るべく、コンビを結成。力を合わせてパズルを解いたり、時に島の住民を助けながら、島から出る方法を探す冒険に出かけることとなる。また、島は洪水の影響で自然界と”スピリチュアル界“のバランスが崩れており、不穏な影を落としている。冒険するうち、二匹は島に眠る秘密にも迫ってゆく。
二匹のコンビのうち、Capyは力仕事担当だ。口に物を加えて運んだり、地面に置いてある重いものを押し引きできる。ほかにも地面を掘ってアイテムを発見したり、匂いを嗅ぐことで島にある秘密を見つけられるのだという。
CrowはそんなCapyの補佐役。彼はCapyの届かない場所にある物を取ってきたり、Capyを短い距離運ぶことができる。Crowは眼光が鋭く、彼にしか見つけられない物もあるとのことだ。また、物静かなCapyのセリフを代弁するナレーター役も担っている。
本作では島の探索や謎解き以外にも、島の住民との交流が可能。ノスタルジックで落ち着いた雰囲気のなか、二匹がさまざまな友情を育み、成長してゆくストーリーになるそうだ。
本作を手がけるのはKitten Cup Studio。カナダに拠点を置くメンバー2人のインディースタジオだ。デビュー作である前作『Pekoe』はSteamユーザーレビューにて本稿執筆時点で約100件中89%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得している。
本作は6人ほどサポートメンバーを入れた開発チームで制作しているとのこと。音楽を担当するのは『A Short Hike』や『Shantae and the Seven Sirens』などを手がけたMark Sparling氏。トレイラーのほんわかした曲もSparling氏によるものだろう。今作の音楽にも期待ができそうだ。
『Capy Castaway』はPC(Steam)向けに開発中。なお、本作のPC以外のプラットフォーム展開や、他言語へのローカライズについては、リリースが近付いた時期に発表される見込みとのことだ。