工場自動化シム『Captain of Industry』、超大型アプデで過去最大の盛り上がり。新要素「鉄道」でさらに大規模な開拓を楽しめる
MaFi Gamesは5月15日、『産業キャプテン(Captain of Industry)』の大型アプデとなる「UPDATE 3」を配信した。同アプデでは鉄道などが追加されており、本作過去最高のユーザー数を記録している。

デベロッパーのMaFi Gamesは5月15日、『産業キャプテン(Captain of Industry)』の大型アップデートとなる「UPDATE 3」を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。現在、早期アクセス開始時をも超える過去最大の盛り上がりを見せている。
『Captain of Industry』は工業都市運営シミュレーションゲーム。プレイヤーはとある放棄された島にて資源を採掘し、工場や居住区などを建てて島を発展させていく。技術研究を通して新しい技術をアンロックしていき、鉄の精錬、原油処理、そしてやがてはロケットの製造までできるようになる。

鉄や銅、そして原油などの天然資源を地下から採取し、施設で加工していく。山を切り崩したり、廃棄物を埋め立てたりといった地形の改変も可能。さまざまな天然資源を採取しやすい環境を作っていくのだ。採取した資源はトラックで運んでもらうほか、コンベアやパイプを繋げて効率的に輸送するなどの工夫も重要となる。。輸送船を用いて海運ルートを確保し、いずれ他の島との資源の交易をおこなうこともできるようになっていく。

複雑な資源の精製工程も本作の特徴で、たとえば原油の精製では、何段階もの工程を経て処理し、軽油やナフサなどさまざまな石油製品を生み出していく。またそうした処理の過程では排水や排気ガスなどの産業廃棄物も生成されるため、適切な処理が求められる。
工場を支える人員の管理も必要だ。工業化を進めるだけでなく、人々を養うための作物の栽培などもプレイヤーの役目となる。食料・電気・水などのインフラを提供し、健康度や幸福度を維持していく。暮らしを豊かにすることで人口を増やせるほか、救助した人々を島に連れてくることもできる。

そんな本作について5月15日、大型アップデートとなる「UPDATE 3」が配信された。2022年に早期アクセスで配信開始された本作では、これまでもアップデートのたびに大きなプレイヤー人口増加が起こってきたが、今回のUPDATE 3では配信開始当初のプレイヤー数を超える過去最大の盛り上がりとなっている。アップデート配信の翌日5月16日には最高値を塗り替え、約6500人の同時接続プレイヤー数を記録している(SteamDB)。
今回のアップデートの目玉要素としては、まず鉄道の追加が挙げられる。蒸気機関車とディーゼル機関車の2種類が実装され、レールを敷設して貨物を運ぶことができる。信号付きの踏切のほか、積み降ろしの条件など高度な機能もサポートされている。また「Dragontail Isle」という名の新マップが追加されており、この22平方キロメートルにも及ぶ本作最大サイズのマップでは鉄道による物流が必須だという。

そして宇宙要素にも大きなアップデートが加えられている。ロケットで貨物を軌道上へと届けることができるようになり、宇宙ステーションを建設・管理するためのオプションが拡充されたほか、資源を求めて小惑星を探すことができるようになった。また、宇宙ステーションで手に入るポイントを用いて、産業をさらにオーバークロックする高度な研究ができるようになり、エンドコンテンツとしての要素も盛りだくさんとなっている。

そのほかさまざまな資源や施設などが追加され、UIやパフォーマンス面での大幅な改修もされており、遊びやすさも向上しているようだ。UPDATE 3の詳細についてはパッチノート(英語)もご覧いただきたい。
ところで、本作は今回のアップデートを機に値上げが実施されており、日本円での定価は税込3199円から3900円へと上昇している。これについて、MaFi GamesはUPDATE 3が「DLC1.5個分の無料コンテンツ」になったとアピール。今後も精力的にアップデートを続けるための決定だとしている。本作の早期アクセス期間としては2年から3年が予定されているため、今年は正式リリースに向けた動きにも期待したい。
『産業キャプテン (Captain of Industry)』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。