メカカスタマイズ爆走アクション『BREAK ARTS III』Steamにて8月8日配信へ。魔改造マシンの「バトルレース」が、新ルール/モードをひっさげ登場

PLAYISMは4月25日、『BREAK ARTS III』を8月8日に発売すると告知。本作は機体をカスタマイズしバトルレーシングに挑む、メカカスタマイズ総合競技アクションゲームだ。

弊社アクティブゲーミングメディアのパブリッシングブランドPLAYISMは4月25日、『BREAK ARTS III』を8月8日に発売すると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は未定。発表にあわせて、新しいPVが公開されている。なお本情報は、情報番組「PLAYISM GAME SHOW 2025.4.25」にあわせて公開されたものだ。

『BREAK ARTS III』は、カスタマイズした機体でバトルレーシングといった競技に挑む、メカカスタマイズ総合競技アクションゲームである。本作でプレイヤーは、カスタマイズした機体に乗り込み、レースやバトルといった競技での勝利を目指していく。まず本作では、基礎フレームに設けられた多数のコネクタへモジュールを装着して、自分だけのマシンが作り出せるという。マシンのモーションやオプションパーツの装着、カラーリングの変更や、使用する武器に弾種変更なども可能。可動ジョイントを使うと、動作にあわせて動くウイングなども搭載できる。プレイヤーの好みや状況にあわせて、細かなカスタマイズができるのだろう。

また本作では、カスタマイズした機体を用いて、レギュレーションの異なるいくつかの競技へと挑む。具体的なルールとしては、「レース」では武器は使用禁止で、純粋に速さを競う。「バトル」では、決められたコースは存在せず、敵の撃破を目指して戦いを繰り広げる。「バトルレーシング」は複合競技となっており、順位と撃墜によるポイントも考慮しながら上位を目指す。競技はステージごとに地形や重力、気温が異なるなど、さまざまな環境が用意されている。本作では限界まで速さを追求したり、速さと強さの両立を目指したりなど、ルールにあわせてカスタマイズした機体で、競技に挑んでいくわけだ。

試合に出場して賞金を稼ぐと、新しいモジュールやマシンの設計図が獲得可能。さまざまなシチュエーションにあった最適な組み合わせや戦術を生み出すことが、勝利につながるそうだ。

本作は、国内の個人ゲームクリエイターのMercuryStudio氏が手がけている。過去作としては『BREAK ARTS』シリーズや、VRリズムゲーム『SOUNDART』などを制作してきた。2018年にSteamにてリリースされた『BREAK ARTS II』では、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー644件中74%の好評を獲得。プレイヤーからは、自由に機体を作れるカスタマイズ要素などが評価されていた。

本作『BREAK ARTS III』は、同氏の手がけてきた『BREAK ARTS』シリーズの新作となるわけだ。本作では新ルールの登場によってプレイの幅が広がり、前作で好評だったカスタマイズ要素も進化。さらに新たなモードとして、性能制限を気にせずマシンを設計できる「ジオラマモード」、カスタマイズとテクニックの最適解でスコアを叩き出す「スコアアタックもd-ド」、従来のモードとは異なる「Co-opモード」も搭載されている。自由なカスタマイズといった特徴はそのままにプレイの幅などを広げた、パワーアップを遂げたシリーズ新作となるのだろう。

なお本作は、2月に開催されていた「Steam Next Fes」にて体験版が2万ダウンロードを突破していた。同告知内の情報によれば、本作にはオーバーライドと呼ばれる必殺技のような機能も存在。オーバーライド発動後は一定時間不死身になり、エネルギーや発熱の制限から開放されるのだという。活用するためには、機体設計の段階からさまざまな要素を検討する必要があるそうだ。

『BREAK ARTS III』は、PC(Steam)向けに8月8日発売予定だ。また本作は、5月8日から5月11日まで開催予定のイベント「PAX East」に試遊出展予定となっている。アメリカ・ボストンの会場では、ノベルティとしてクリアファイルのプレゼントも予定されているそうだ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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