台パン猫放置ゲーム『Bongo Cat』ほぼ毎日プレイヤーが増え続けて同接5万人突破。タイピングからコントローラー操作まで何でも台パン、“定番常駐オトモ化”の兆し
Irox Gamesより配信中の『Bongo Cat』の人気がぐんぐん上昇を見せているようだ。リリースから約1か月間、ほぼ毎日プレイヤー数が増え続けている。

インディーゲームスタジオのIrox Gamesより配信中の『Bongo Cat』が人気を博している。対応プラットフォームはPC(Steam)。基本プレイ無料で日本語にも対応。リリースから約1か月間、ほぼ毎日プレイヤーが増え続けている。
『Bongo Cat』は、海外発の同名ネットミームを題材にしたとみられる放置クリッカーゲームだ。タスクバー上に現れる小さな白い猫は、PC上のあらゆるクリックやキー入力に反応してタスクバーをバシバシと叩いてくれる。そのたびにカウンターの数字が増えていき、30分おきに1000カウント消費して宝箱を開けると猫の装飾アイテムを入手できる。いわばPCにおける万歩計のようなツールでもあり、作業と放置により装飾アイテムを集めていくのだ。
30分おきに入手可能な装飾アイテムには、CommonからLegendaryまで5段階のレア度が存在。最高レアとなるLegendaryは50万分の1のドロップ率が設定されている。これらの装飾アイテムは、Steamコミュニティマーケットにて売買することも可能だ。同じレア度のアイテム10個と引き換えに、1段階上のレア度のアイテムを入手できる仕組みも用意されている。
また、これまでにバグ修正や機能追加を含む数回のミニアップデートが配信。大きな変更点として、コントローラー入力のカウント機能が追加された。つまり、本作を起動中に別のゲームをコントローラーでプレイしていてもカウントが増え続けるわけだ。そのほか、入手した装飾アイテムから数分おきに着せ替えるランダムコーデ機能や、これまでの累計カウント数を表示する機能も追加されている。さらに、近日中に新たな装飾アイテムが追加されることも告知されている。

基本プレイ無料なほか、こうしたアップデートの効果もあってか、本作のプレイヤー数がじわじわと増え続けている。本作は3月5日よりSteamで配信され、配信直後から人気を博していた(関連記事)。そして、配信から約1か月経過した3月29日にはSteam同時接続プレイヤー数が5万人を突破。非公式データベースSteamDBの同時接続プレイヤー数の推移を示すグラフからは、平日休日お構いなしにほぼ毎日プレイヤー数が増え続けている様子が確認できる。
多くのゲームは配信直後の週末にプレイヤー数のピークに達し、一部のゲームはアップデートやセールや配信者などの影響で急激にプレイヤー数が増えてピークに達することがある。しかし、本作のプレイヤー推移からはそういった傾向が見られないことは特筆に値するだろう。前述したコントローラー入力のカウント機能も追加されたことで、万歩計ツールのように日々のゲームプレイのオトモとして、常に起動しているプレイヤーが増え続けていることが予想される。

ちなみに、本作には装飾アイテムをフレンド間でトレードできる機能が実装されていたものの、現在は一時的にトレード機能が廃止されている。複数のBOTが一つのアカウントにレアアイテムを集めていたことが原因であり、BOT対策が完了すればトレード機能を復活予定とのことだ。前述したプレイヤー数の増加にも、BOTが含まれていた可能性がある点には留意したい。
なお本作のコミュニティマーケットでは、最高レアのLegendaryアイテムが500円~3000円程度で売買成立している様子も確認できる。本作は『Banana』のようなアイテム取引系ゲームという側面もあり、BOT対策は急務であろう(関連記事)。本作の今後のアップデートや、プレイヤー数がどこまで増え続けるのか注目されるところだ。
『Bongo Cat』はPC(Steam)向けに無料配信中だ。