目的秘匿型2人プレイ専用ゲーム『違う星のぼくら』Steamにて特別体験版配信スタート。協力だけではない、互いの思惑が交差しながら進む独自物語体験版
講談社ゲームクリエイターズラボは1月17日、『違う星のぼくら』特別体験版をSteamにて配信開始した。同作製品版はPC(Steam)向けに、4月25日配信開始予定。特別体験版では、ゲーム本編とは違う独自の物語が繰り広げられる。
『違う星のぼくら』は、宇宙探査船のクルー2人がそれぞれ目的を隠しながら未知の惑星を探索する、2人プレイ専用の目的秘匿型パズルアドベンチャーゲームである。本作の舞台は一度地球が破滅し、わずかに生き残った者たちが石器時代からやり直した世界だ。新たな文明を築き、宇宙にまで手を伸ばした彼らは、遠い惑星の探査計画を立てていた。惑星までは遠く、到着まで数百年の時間を要する。そこで探査計画の人員として、死刑囚を活用することとなった。
本作の主人公である2人のクルーは、とある惑星へ向かう途中に探査船が故障し、見知らぬ赤い惑星へ不時着する。しかし彼らには、何としてでも地球に戻らなければならない理由があった。疑いと決断を交えた、クルーたちの旅が描かれる。
クルーたちの惑星探索は、2人プレイ専用のパズルアドベンチャーゲームとして展開される。本作は、2人のプレイヤーが異なる端末を使うゲームプレイが想定されている。会話によって画面上に見えている情報を伝え合い、協力してステージ上の謎やギミックを解くことで先へ進んでいくわけだ。ただし本作では、それぞれのクルーに隠された目的が用意されている。前作とは異なるアクションやギミックも登場。アクション「押す」では相手を突き飛ばしてたり、崖から落としたりといった妨害もできる。協力するだけではない、対立や緊張も含めたゲームプレイが待っているのだろう。
本作は、国内のインディーゲーム開発者ところにょり氏が手がけている。同氏の過去作としては、『ひとりぼっち惑星』『renal summer』などがリリース。講談社ゲームクリエイターズラボよりリリースされた前作『違う冬のぼくら』では、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー6998件中91%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。なおプレスリリースによると、同作は全世界累計75万ダウンロードを突破しているそうだ。
本作『違う星のぼくら』は、ところにょり氏ががける『違う冬のぼくら』の後継作だ。今回Steamにて配信された特別体験版では、製品版とは違う舞台と、異なる登場人物による物語が用意されている。主人公は、見知らぬ惑星へ不時着した探査チームのクルーたち。プレイヤーは彼らを操作して、地球への生還を目指すのだ。ゲームプレイ中にはそれぞれの目的や、協力して攻略するステージが登場。ゲーム本編とは異なる独自の物語で、互いの思惑が交差しながら物語が進む緊張感が気軽に体験できるようだ。クリアまでの想定プレイ時間は、約1時間程度とされている。
また前作『違う冬のぼくら』のポップアップショップが、1月17日より池袋PARCOにて開催中。施設内には冬の森をイメージした特設会場が設けられており、展示やオリジナルグッズの販売、2人協力プレイ体験などが用意されている。開催期間は、2月3日までとなっている。
『違う星のぼくら』特別体験版は、PC(Steam)向けに配信中。ゲーム本編はPC(Steam)向けに、4月25日発売予定だ。