マルチ対応ボディカム風探索ホラー『BodyRecords』発表、Steamにて2024年12月早期アクセス開始へ。ボディーカメラ視点で不気味な森を探索、協力してパズルを解きながら脱出を目指す


MiroWin Studioは10月11日、ボディカム風協力ホラーゲーム『BodyRecords』の制作を開始したことを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『BodyRecords』はボディカム(ボディーカメラ)風の視点を採用したホラーゲームだ。プレイヤーは防護服のようなものを着用したキャラクターを操作。不気味な森を探索し生きて脱出することを目指す。森には危険が潜んでいるといい、現時点で公開されているスクリーンショットではこちらに向かってくる敵対存在のようなシルエットも確認できる。危険を上手く回避しながら慎重に探索する必要があるのだろう。

本作はソロプレイのほか、オンラインでの協力マルチプレイにも対応している。コミュニケーション手段として、ゲーム内ではボイスチャット機能が実装されるとのこと。しかしマイクを通した声は、ときに危険を引き起こす可能性があるという。声をひそめて会話するなど、コミュニケーションを取る際は慎重に行う必要があるだろう。ボディカム風の視点もあいまって、没入感溢れる探索体験となりそうだ。

また、先に進むためにはロケーションの中に配置されたパズルを解く必要があるとのこと。パズルを解くことで脱出のために必要な情報を集めることができるようだ。パズルは他のプレイヤーと協力して解くこともできる。慎重に危険を回避しながら進み、チームワークを駆使してパズルを解き、脱出をめざすというゲームプレイとなっているようだ。

本作は2024年12月にSteamにて早期アクセス配信を開始することが発表されている。早期アクセス時点では、探索するロケーションとして森ステージが実装されるほか、シングルプレイヤーモードとマルチプレイヤーモードが用意される。敵となるモンスターも数種類登場するそうだ。完全版のリリースは「2025年末まで」を現状予定しているとのこと。


開発を手がけるのはウクライナを拠点とするゲームスタジオMiroWin Studio。2017年に設立され、現在は20人以上の規模のチームでゲーム開発が行われているという。同スタジオは主にVRデバイス向けにシューティングゲームを多数手がけているほか、マルチ協力プレイ対応のゴーストハンティングゲーム『Bureau of Contacts』を2024年6月21日にリリースしている。

『Bureau of Contacts』はゴーストの行動と戦術が高度な生成AIによって制御されるといい、AIがプレイヤーの行動を学んでいくというシステムが特徴のホラーゲームだ。ユーザーレビューは本稿執筆時点で約260件中82%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。バグの多さを挙げる声も見られるものの、プレイヤーの発言内容を反映してゴーストの行動内容が変わる、といったユニークなコンセプトを評価する声も多く見られる作品だ。そんな同作で得られた協力型ホラーのノウハウを生かしながら『BodyRecords』は開発され、協力型ホラーに“ボディカム風視点”というコンセプトを盛り込み打ち出されるかたちとなるようだ。

『BodyRecords』は2024年12月に早期アクセス配信予定。対応プラットフォームはPC(Steam)。