『ブループロトコル』を受け継ぐ『Blue Protocol: Star Resonance』、「海外向け」に正式発表。“MMORPG”として新生
A PLUS JAPANは5月16日、『Blue Protocol: Star Resonance』を海外向けに正式発表した。『BLUE PROTOCOL』の世界観を受け継ぐMMORPGだ。

A PLUS JAPANは5月16日、『Blue Protocol: Star Resonance』を海外向けに正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)およびiOS/Androidながら、本稿執筆時点では日本国内からはストアページや公式サイトが閲覧不可となっている。
本作は、『BLUE PROTOCOL』の世界観を受け継ぐ新作ゲームだ。『BLUE PROTOCOL』といえば、バンダイナムコオンラインとバンダイナムコスタジオによる共同プロジェクト「PROJECT SKY BLUE」として開発されていたオンラインアクションRPG。PC向けに2023年6月に、PS5/Xbox Series X|S向けに2023年12月にサービス開始されたものの、2024年8月にはサービス終了が告知。今年1月18日をもってサーバーがクローズされた。
『Blue Protocol: Star Resonance』は、そんな『BLUE PROTOCOL』IPをもとにした新展開となる。開発を手がけるのは上海に拠点を置くBOKURA。テンセントが出資するゲームスタジオだ。同スタジオはかねてより「PROJECT SKY BLUE」をベースとして「星痕共鸣(Star Resonance)」を開発していたが、このたび同作が『Blue Protocol: Star Resonance』として海外向けに正式発表されることとなった。
舞台となるのは『BLUE PROTOCOL』と同じく惑星レグナス。ジャンルはMMORPGに変わり、タンクやヒーラー、ダメージといったロール分けのある戦闘システムが採用される。ロールはいつでも切り替え可能とのこと。パーティーを組んでレイドに挑んだり、ギルドを結成したりといった要素もあるそうだ。また釣りをしたり、祭りが開催されたりといった生活要素もある模様。
なお本作はPC(Steam/Epic Gamesストア)およびiOS/Android向けに展開が予定されているものの、本稿執筆時点では日本国内からストアページを閲覧することができない。公式サイトも日本国内からは閲覧ができず、公式Xアカウントには「ヨーロッパおよび北米・南米」向けの展開が予定されていることが明記されている。現時点では日本国内向けの展開予定はないのかもしれない。
『BLUE PROTOCOL』は2019年6月の発表から約4年を経てリリースされたゲームであった。高い期待も寄せられ、リリース後には日本国内で同時接続者20万人を記録するなど、好調なスタートを切った。しかしその後勢いは減退し、メディアインタビューに向けて苦戦が伝えられることもあった。結果としてサービスは終了。開発に携わったバンダイナムコオンラインは、バンダイナムコエンターテインメントに吸収合併されるかたちで消滅している(関連記事)。
とはいえ、今後国内展開が発表される可能性もゼロではない。今回の発表では海外向けには2025年内のリリース予定とされており、続報は注目される。
【UPDATE 2025/5/16 11:22】
『BLUE PROTOCOL』PC版のサービス開始時期について追記し、本文の一部を修正