カルト的人気アクション『ビヨンド グッド & イービル』リマスター版には『2』に繋がる新要素登場、6月25日リリースへ。音沙汰のなかった『2』の展望開ける


Ubisoftは6月21日、『Beyond Good & Evil – 20th Anniversary Edition(ビヨンド グッド & イービル 20周年エディション)』を6月25日にリリースすることを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/Ubisoft Store)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Nintendo Switch/GeForce Now。本作では新要素も追加され、2008年に発表されたシリーズ新作『Beyond Good & Evil 2』との繋がりも描かれているという。

『ビヨンド グッド & イービル』は、2003年にPC/PS2/Xbox 360/ニンテンドーゲームキューブ向けに発売された、海外を中心にカルト的な人気を誇る3Dアクションアドベンチャーゲームだ。舞台となるのは銀河系システム4に存在する惑星ヒリス。ヒリスでは、何世紀にもわたってエイリアンからの攻撃を受け続けていた。主人公でジャーナリストのジェイドは、エイリアンを撃退しようとしない政府に対して疑念を抱き、豚の友人ペイジらとともに、真実を暴こうとする。そして2人は政府の陰謀について突き止めつつ、悪との戦いに身を投じることとなる。


今回6月25日に発売されるリマスター版『ビヨンド グッド & イービル』は、オリジナル版の発売20周年を記念したアニバーサリーエディションだ。本作では、最大で4K解像度、フレームレート60fps出力に対応。さらにキーボードとマウス操作について完全対応する。プラットフォーム間でのクロスセーブについても対応するなど、さまざまな機能が盛り込まれている。またアニバーサリーギャラリー、未公開アートやビデオ、スピードランモードなどの新規コンテンツも多数収録されている。

そして公式サイトによるとリマスター版である本作中では、ヒリスでの探索を通じて、主人公ジェイドの子供時代や、『Beyond Good & Evil 2』とのつながりも知ることができるとされている。加えてプレスリリースよれば、新しく追加されたミッションでは『Beyond Good & Evil 2』とのストーリー面でのつながりも描かれているという。


『Beyond Good & Evil 2』は『ビヨンド グッド & イービル』の続編だ。時系列としては、『ビヨンド グッド & イービル』の前、ジェイドの生誕前までさかのぼる。システム3と呼ばれる銀河系では、奴隷を酷使する民間企業が幅を利かせ、権力や資源を巡り企業間の闘争を繰り広げていた。プレイヤーは宇宙海賊のひとりとして立ち上がり、自由を勝ち取るために冒険を繰り広げる。

『Beyond Good & Evil 2』は、当初2008年にアナウンスされ、2017年の「E3 2017」にてデモ映像が公開されて以来、長らく音沙汰がなかった。一部では開発中止も懸念される中、今回リマスター版『ビヨンド グッド & イービル』がリリースされるにあたり、『Beyond Good & Evil 2』に繋がる新要素が盛り込まれるかたちだ。新作の開発が継続されていることもうかがえるニュースだろう。今後『Beyond Good & Evil 2』についても続報が期待される。

Beyond Good & Evil – 20th Anniversary Edition(ビヨンド グッド & イービル 20周年エディション)』はPC(Steam/Epic Gamesストア/Ubisoft Store)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Nintendo Switch/GeForce Now向けに6月25日リリース予定だ。

【UPDATE 2024/6/25 16:44】
対応プラットフォームを修正