2.5Dアニメ風ゴアFPS『Beyond Citadel』遊びやすさと鮮烈表現で、Steam高評価スタート。こだわりガンアクションや充実破壊表現がたっぷりのバイオレンスFPS

doekuramori氏は1月3日、『Beyond Citadel』をSteam向けにリリースした。本作はリリース後、ガンアクションや2.5Dによるゲーム内表現が高く評価され、さっそく好評スタートとなっている。

国内の個人ゲーム開発者doekuramori氏は1月3日、『Beyond Citadel』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は発売後さっそく好評を集めているようだ。

『Beyond Citadel』は、一人称視点で繰り広げられる、アニメ調の90年代風FPSだ。doekuramori氏の過去作である『The Citadel』の続編となる。本作の舞台は、悪魔により地上のほとんどの命が失われた世界。辛くも生き残った民は、天使たちに導かれ、黄昏の領域に人類最後の生存圏「シタデル」を築くも、のちにシタデルは陥落。民は黙示録の軍勢の支配下に落ちていた。主人公たる殉教者は人類の守護者「七天使」の腹心。本作で謎のシグナルに導かれ、黙示録の軍勢を率いる「黙示録の喇叭吹き」打倒の旅へ出発。七天使亡き今、要塞の最奥に隠された秘密を解き明かす。

殉教者は、銃火器などの武器を用いて敵と戦っていく。殉教者の扱う武器はそれぞれ異なる操作が必要になる。本作ではリロードや射撃の際、単にリロードするだけではなく、弾倉や弾薬を取り除いたり、コッキングしたりも可能。たとえばショットガンで射撃した際には、1発ごとに装填しなおす必要があるのだ。さらに銃器は使用するにつれ劣化していき、戦闘中にジャムを引き起こすこともある。残弾数や武器の耐久などを管理しつつ探索することが大事になるのだ。なお要塞内は立体的なマップで構成されており、隅々まで探索すると特殊能力を覚醒させられる。能力強化で攻略をより効率的に進めていくのもいいだろう。

また本作では殉教者の前に、旅を助けてくれるキャラクターたちや多数の敵などが登場する。殉教者自身も含めて、キャラクターたちはアニメ調のグラフィックで表現。銃撃戦の際には、血や内蔵といった破壊演出によって過酷な世界が描かれる。攻撃の種類によっては、主人公や敵の欠損演出なども変化していく。

本作は2024年11月にCi-enにてデモ版を公開。12月にはSteamストアページの公開を経て、2025年1月3日にリリースされた。そしてリリース後はさっそく好評を博しているようだ。Steamユーザーレビューではすでに150件ほどのレビューを集め、そのうち98%が好評となっており「非常に好評」ステータスを獲得。

本作は『DOOM』などが代表的ないわゆる「ブーマーシューター」ジャンル作品ながら、現代的なアレンジも各所に取り入れられており、遊びやすいオールドスクールFPSとして本作を評価するレビューが多く寄せられている。そのほか、先述のコッキングやジャムといったシステムもプレイへの没入感を高めていると評価されている。なお一部選択に応じてこうした設定は変更することもでき、システムの充実度合いも好評な様子だ。さらに2.5Dのアニメ調で描かれるゴアやセクシーな表現における高いクオリティも好評。前作『The Citadel』に引き続いて新作でもファンを獲得しているかたちだ。

『Beyond Citadel』は、PC(Steam)向けに配信中。現在リリース記念セールとして、10%オフの1530円(税込)で販売中だ。期間は1月17日まで。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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