リアル系スーパーマーケット経営シム『Better Mart』着実に高評価集まる。マルチ対応、やけに現実味のあるスーパーで労働できる

Exanticx Studioは5月17日、『Better Mart』をSteam向けにリリース。本作はスーパーマーケット運営シミュレーションゲームとして、管理に没頭できるとじわじわ人気を博している。

デベロッパーのExanticx Studioは5月17日、『Better Mart』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作はリリース間もないながら、さっそく好評を集めている。

『Better Mart』はスーパーマーケットを運営するゲームだ。プレイヤーは店舗のレイアウトを整理したり、商品を仕入れたりしてスーパーマーケットを運営。売上を伸ばし、より利益を得ることを目指す。

店舗運営にあたっては、商品の置き方やラインナップだけではなく、仕入れた商品をいくらで売るかといったことも設定可能。とはいえ、あまりに価格を釣り上げてしまうと、市場の価格と乖離してしまい、客が購入しに来なくなるだろう。

なおプレイヤーは店員を雇うことができ、レジでの会計は雇った店員に任せることができる。さらに商品を補充する際にも、代わりに作業をお願いできる。そのため店を開いても客の対応に追われることなく、じっくりと商品の売れ行きなどを観察することができるだろう。そうした売れ行きや客の入り、流れなどを参考にしつつ、店を日々改善することで、経営状態はさらに上向いていくだろう。

本作は3月8日から期間限定で配信されたプレイテストや無料体験版を経て、5月17日にリリースされた。同時接続プレイヤー数としてはピーク時で401人(SteamDB)、ユーザーレビューも71件と決してまだ母数は多くはないながらも、92%の好評率で「非常に好評」ステータスを獲得。着実に好評を集めるスタートを切っている。

『Better Mart』においては、プレイヤーが必ずしもレジや補充を担当する必要がなく、経営や運営といった部分に集中することができる。また注文した荷物を、搬入口からトレイラーの荷台に踏み込んで、ハンドパレットで運ぶといった細やかな描写も特徴。加えて数百種にわたる商品や冷蔵庫など店内だけでなく、倉庫内のラックまでを含んだカスタマイズ要素も用意されている。スーパーマーケット経営シムといえば『Supermarket Simulator』など類似ジャンルの先発作品は多いものの、システムや表現が細かくリアルな点が本作の持ち味といえそうだ。そうした各種要素から、本格的なスーパーマーケット経営シムとして、店の管理、改善に没頭できるとして評価されているかたちだ。

本作を手がけるExanticx Studioは2024年に設立されたインディーゲームスタジオだ。スタジオにとっては本作が初となる作品ながら、リリース間もなくさっそく評価されている。なおリリース後も続々とアップデートをおこなう旨が予告されており、すでに機能調整やバグ修正が複数回おこなわれている。新機能や新コンテンツも追加予定とのことで、さらなる改善にも期待ができるだろう。

ちなみに今回の予告では、AIのスタッフが「Gerber(フォークリフトを指すとみられる)」を用いて倉庫の棚の2段目・3段目の荷物を管理できるようになることが明かされた。大型スーパーの在庫管理の様子がリアルに描かれる本作の持ち味はさらに強化されていくようだ。

『Better Mart』はPC(Steam)向けに販売中だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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