デベロッパーのSpiderling Studiosは9月13日、『Besiege』のPC版について今後のアップデート計画を発表した。2024年内に新たなブロックなどを追加する2つの無料アップデートが提供予定であるほか、2025年の始めには本作の10周年を記念する特別なアップデートを実施予定だという。
『Besiege』は物理演算を活用した戦闘マシン構築ゲームだ。Steamにて2015年1月より早期アクセス配信が開始され、2020年2月に正式リリース。その後Xbox Series X|S/Xbox One向けにも発売された。Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で約4万3000件中95％が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得する人気作品となっている。
本作でプレイヤーは、豊富なブロックやパーツを組み上げて、自由自在にマシンを作成。ステージごとに用意された、敵のせん滅や建物の破壊といった課題の達成を目指す。作成したマシンは物理演算によって動作。そのため無理な動きをさせればマシンはあっけなく崩壊するため、耐久性と攻撃性などさまざまな側面から設計が必要になるところが特徴といえる。
そんな本作PC版のアップデート計画が今回発表された。公開されたロードマップによると、2024年内に二つの無料アップデートが配信予定であるという。一つめのアップデートではレベルエディターが改修。多くのオブジェクトが追加され、全体的な機能の向上が図られるとのことである。水を使ったステージの制作についても改善されるとのことで、複雑なステージをより作成しやすくなるようだ。また二つめのアップデートでは複数の種類のブロックが追加。追加ブロックはそれぞれ、マシンに新たな機能を提供するとのこと。マシンデザインの幅がさらに広がりそうである。
また同発表によると、本作の早期アクセス配信開始から10周年となるのを記念して、2025年の初頭に特別なアップデートを実施予定とのこと。同アップデートは『Besiege』の歴史に焦点を当てたものになるという。現在では古くなってきているコンテンツのいくつかが改修されるほか、新たなチャレンジも追加される予定とのことだ。なお10周年記念アップデート以降にも複数の計画が存在しており、そちらの詳細については後日改めて発表されるとのこと。続報も注目されるところだ。
『Besiege』はPC（Steam/Microsoft Store）/Xbox Series X|S/Xbox One向けに配信中。Nintendo Switch/PS5/PS4版は12月12日に発売予定だ。
