デベロッパーのVirtual Alchemyは8月13日、『Band of Crusaders』を発表した。対応プラットフォームはPC（Steam）で、配信時期は未定。
『Band of Crusaders』はストラテジーRPGだ。舞台となるのは西暦1350年のヨーロッパ。本作の世界では悪魔の大群が突如出現し、世界は混沌に陥っている。プレイヤーは十字軍の指揮官となり、悪魔や異端者の軍勢と戦いながら大陸を冒険する。
ゲームプレイでは、自らの騎士団を率いてヨーロッパを旅することになるという。マップにはフランスやイングランドなど実在の国家らが存在しており、街を自由に訪れることが可能。街では買い物をしたり兵士を雇ったりするほか、クエストを引き受けることができる。依頼を受けつつ、マップをうろつく悪魔や盗賊と戦い、資金などリソースを集めていくことになるようだ。
本作では悪魔の侵略状況がシミュレートされており、時間の経過とともにマップが変化していくという。昼夜や季節が移り替わっていくなかで、悪魔を祀る邪悪な聖域が作られたり、強大なアーチデーモンが登場したりするそうだ。また人類側も、悪魔の動きに対応して行動を起こすという。プレイヤーはこうした箱庭世界を自由に冒険しながら、悪魔の軍勢に立ち向かっていくことになるそうだ。
戦闘はリアルタイムで進行。本作には史実の調査に基づく、さまざまな武器や防具が登場するとのこと。また兵士たちは個性ある存在で、スキルを習得させてそれぞれの武器の専門家として育てていくことができるという。前線の盾戦士が攻撃を受けているあいだにパイク兵が後ろから攻撃するなど、組み合わせが重要な戦闘となるようだ。また、本作の悪魔たちは聖書や実際の民間伝承に由来しており、系統によって異なる強みと弱点をもつという。敵の種類に合わせ、戦術を調整していく必要があるとのことだ。
そのほかプレイヤーは自らのキャンプを設立し、拠点として運営することもできるという。キャンプでは最大20人の兵士を管理することができ、新たな兵士の募集や訓練、治療などをおこなうことが可能。本作の兵士たちはそれぞれ願望をもっており、キャンプで欲求を満たすことで士気を高く保つことが求められるという。またキャンプの建物はアップグレードすることもできるそうで、自分の拠点を管理・発展させるのもゲームの重要な要素となるようだ。
本作を手がけるVirtual Alchemyはポーランド・ワルシャワに拠点をおくインディーデベロッパーだ。業界で20年以上の経験をもつというベテランらが設立し、10名のスタッフでゲーム開発をおこなっているという。ゲームシステムによって主導され、プレイヤーに選択の自由を与えるゲームの制作を目指しているとのこと。スタジオとしてSteam向けにゲームを開発するのは本作が初めてとなるようだ。
『Band of Crusaders』は、PC（Steam）向けに開発中。配信時期は未定だ。
