バックルーム探索ホラー『Backrooms: Exploration』発表、4月5日早期アクセス配信へ。動くとリアルに揺らぐ視界、没入感のこだわり光るバックルーム歩き

HNStudiosは3月13日、『Backrooms: Exploration』を4月5日に早期アクセス配信すると発表した。本作は創作都市伝説、バックルームを題材としたホラーゲームだ。

デベロッパーのHNStudiosは3月13日、『Backrooms: Exploration』を4月5日に早期アクセス配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。また3月16日にはゲームプレイの詳細がお披露目されている。

『Backrooms: Exploration』は、都市伝説をテーマとした一人称ホラーだ。舞台となるのは謎の空間・バックルーム(The Backrooms)。バックルームとは、海外フォーラム4chanにて投稿された、黄色い部屋の画像が発端となった創作都市伝説だ(関連動画)。またバックルームを題材とする短編の映像作品をYouTube上に数々投稿してきた、映像作家Kane Pixels氏はブームの火付け役のひとり。なかでも2022年に投稿された動画は、6500万回以上視聴されるほど注目されている。

本作では2020年のコロナ禍にある世界が舞台だという。主人公とその友人は新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で職を失い、食い扶持を得るために盗みを働くことになる。しかしその強盗計画も失敗。その帰りに、主人公がバックルームにたどり着いてしまった。プレイヤーはバックルームに迷い込んだ主人公として、生き残って脱出しなければならない。

お披露目されたゲームプレイでは、全体が黄色い、いわゆるバックルーム風の部屋から、ホテル風の部屋、図書館風の部屋などが登場。不気味で謎めいた部屋を探索し、脱出の糸口を探すことになるのだろう。また本作には頭に取り付けたボディカメラ風のカメラワークが採用されているそうで、動きにあわせて画面が揺らぐファウンドフッテージのような臨場感も持ち味となるのだろう。先述のKane Pixels氏の作品から影響を受けている部分もあるとのこと。

本作は4月5日に早期アクセス配信される予定だ。早期アクセス配信期間は1か月から2か月ほどを予定しており、リリース時点では、ストーリーやゲームプレイなどの根幹部分はすでに完成しているとのことだ。正式リリースに向けては、階層やゲームモードの追加が予定されている。さらにコミュニティのフィードバックをもとに、ゲームプレイ体験の向上も図られる予定だ。

本作を手がけるHNStudiosは、スタジオのXアカウントによれば、17歳のインディーゲーム開発者Hoogan3D氏個人によるインディーゲームスタジオのようだ。Hoogan3D氏は2024年4月頃から3DCGの制作などができるソフト「Blender」を用いて制作した映像などを公開。2024年10月には、本作『Backrooms: Exploration』同様バックルームを題材としたホラーゲーム『Backrooms: Found Footage』をリリースしている。

『Backrooms: Found Footage』はゲームプレイの短さが指摘されつつも、バックルーム特有の恐怖感や、美麗な3Dグラフィックによる没入感が評価され、本稿執筆時点でSteamユーザーレビューは150件中86%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。同氏の2作目となる『Backrooms: Exploration』は先述の通り早期アクセス配信期間中に階層がいくつか追加される予定であり、前作で指摘されたボリュームの少なさの改善も図られているようだ。

『Backrooms: Exploration』はPC(Steam)向けに4月5日リリース予定だ。なお現在デモ版がダウンロード可能だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

記事本文: 1103