オープンワールドアクション『アバター:フロンティア・オブ・パンドラ』、突如Steamで爆売れし始める。映画パワーで大化け

2025年12月18日より、本作Steam版は同時接続プレイヤー数を急激に伸ばし始めた。12月20日には、これまでのピークを大きく更新する6000人を突破。さらに勢いは止まらずその後もプレイヤー数を増やす。

2023年に発売された『アバター:フロンティア・オブ・パンドラ』のプレイヤー数が急上昇し、Steamのグローバル売上ランキングでも上位にランクインしていると話題になっている。新作映画と大型DLCを同時に公開する施策により、大きな注目を集めているようだ。海外メディアTheGamerが報じている。

『アバター:フロンティア・オブ・パンドラ』はユービーアイソフトが販売する、オープンワールド・アクションアドベンチャーゲームだ。対応プラットフォームはPC(Steam/Ubisoft Store/Epic Gamesストア/)/PS5/Xbox Series X|S。SF映画「アバター」シリーズを題材としており、プレイヤーはナヴィ族が住む神秘の惑星パンドラで冒険をおこなう。

本作は2023年12月に、Steamを除く各ストアでリリース。Steamで発売されたのは半年後の2024年6月だった。ほかのストアから遅れてのリリースというかたちだったためか、Steamでは発売後もそれほど盛り上がりを見せず、同時接続プレイヤー数は常時1000人程度で推移(SteamDB)。一定の人気はあったものの、大作映画原作のゲームとしては落ち着いた数字だった。

ところが2025年12月18日より、本作Steam版は同時接続プレイヤー数を急激に伸ばし始めた。12月20日には、これまでのピークを大きく更新する6000人を突破。さらに勢いは止まらずその後もプレイヤー数を増やし続け、12月28日にはピーク時に約1万2500人という数字を記録している。またSteamのグローバル売上ランキングでは、本稿執筆時点で全体18位にランクイン。人気作たちをごぼう抜きしており、Steamでの売上を大いに伸ばしているようだ。

突如人気を伸ばした背景には、「アバター」の新作映画が公開されたこと、そして新作映画とコラボレーションした大型DLCが発売されたことにあるようだ。日本時間の12月19日より、「アバター」シリーズの3作目となる新作映画「アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ」が全世界で公開され、現在上映中。さらに同日12月19日には、本作ゲーム『アバター:フロンティア・オブ・パンドラ』向けの大型DLC「フロム・ジ・アッシュズ」が配信されている。

DLC「フロム・ジ・アッシュズ」の内容は、上映中の映画に着想を得たものと謳われている。同DLCでは本編に登場したキャラクター・ソッレを新たな主人公とし、家族を救うために新たな敵と戦うことになる。また先立って配信されたアップデートで、これまで一人称視点のみだったところ、三人称視点でも遊べるようになるなど、大きな変更も実施。つまり新作映画の公開と、大型アプデを含むゲームのDLCの配信を同じ日におこなうという、多層的な施策がおこなわれたわけだ。

「フロム・ジ・アッシュズ」

また12月19日にはちょうどSteamウィンターセールが開幕しており、本作は定価の33%オフのセール中となっている。結果的にはこうした同時展開が相乗効果を生み、大きな売り上げ拡大につながったようだ。

『アバター:フロンティア・オブ・パンドラ』はPC(Steam/Ubisoft Store/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに配信中だ。Ubisoft+ Premium向けにも提供中。

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Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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