約300円サイコロオートバトラー『Dice People』高評価どんどん集まる。増やして育ててインフレ弾幕、運と戦略の戦闘見守りゲーム

Mateusk2mは3月8日、サイコロオートバトラー『Dice People』をリリースした。本作にはさっそく好評が寄せられている。

インディーゲームデベロッパーのMateusk2mは3月8日、『Dice People』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)、本稿執筆時点で日本語対応はされていない。本作のユーザーレビューには、さっそく好評が寄せられている。

『Dice People』は頭がサイコロになっているキャラクターを育てて増やして戦わせるオートバトラーゲームである。プレイヤーがサイコロたちを振って配置したら、あとはサイコロたちが頑張って戦うのを眺めるだけだ。サイコロたちはアップグレードに必要なポイント「XP」を出目に応じて稼ぎ出してくれる。ひとしきり戦ったらターンエンドを行い、稼いだXPを使ってアップグレードしたり、ショップでお金を使って新たなサイコロを増やしたりしていく。


アップグレードはスキルツリー方式となっており、好みに応じてどんどん伸ばしていくことができる。良い出目を出やすくしてXPを稼ぎやすくするもの、ダメージを増加させるもの、敵を増やして稼ぎやすくするもの、獲得できるお金を増やすもの、ライフを増加させてやられにくくするものなど、アップグレードの方向性はさまざまだ。

バトルでサイコロたちは自動で戦ってくれるが、近いサイコロ同士の攻撃は連動するようになっているため、サイコロを振る際の配置も重要になってくる。出目が悪いサイコロはXPの稼ぎが悪くなるので、出目の良いサイコロの周りで連携を強化するなど、戦略的な配置をすることでより効率的にリソースを稼ぎ出すことができるだろう。

そうしてアップグレードとサイコロ購入を繰り返し、最終的にボスを倒せばゲームクリアとなる。ただサイコロたちの戦いがエスカレートしていくのを眺めるだけでも楽しめるゲームだが、アップグレードの手順を研究してより短い時間で攻略するような楽しみ方もできそうだ。1回目のプレイではおよそ2〜3時間程度でクリアしているプレイヤーが多いようである。

そんな『Dice People』のSteamユーザーレビューは本稿執筆時点で63件、そのうち98%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得している。まだ母数は少ないものの、着実に好評を集めているようだ。レビューには可愛らしいアートスタイルやBGMを評価する声が多く、安くて気軽に楽しめる点も喜ばれている様子だ。ボリュームは控えめでシンプルなシステムながらも、最適なアップグレードを追求する中毒性を評価する声もみられる。

本作を開発したのはMateusk2mことMateus氏およびManodeix氏。Mateus氏はブラジルを拠点とする19歳の開発者で、共同開発者のManodeix氏も18歳とのことだ。本作のみならず、若き2人が今後作り出す作品にも注目したい。

『Dice People』PC(Steam)向けに配信中。現在はリリース記念セールが開催されており、3月22日まで定価の20%オフの税込280円で購入可能だ。本稿執筆時点で日本語対応はされていない。

Naoto Morooka
Naoto Morooka

1000時間まではチュートリアルと言われるようなゲームが大好物。言語学や神話も好きで、ゲームに独自の言語や神話が出てくると小躍りします。

記事本文: 30