終末武装列車防衛ゲーム『Australia Did It』発表。じっくりストラテジーと豪快弾幕STGを代わりばんこで遊ぶ、有名ベテラン開発者新作

Mystic Forgeは9月4日、『Australia Did It』を発表。本作はターン制のタワーディフェンスと弾幕シューティングゲームが融合した作品で、列車を守りつつ押し寄せるモンスターを撃退することとなる。

パブリッシャーのMystic Forgeは9月4日、『Australia Did It』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページの表記によると、ゲーム内は日本語表示に対応するようだ。

『Australia Did It』はターン制のタワーディフェンスと弾幕シューティングゲームが融合した作品だ。本作の世界では、数十年前に起きた原因不明の壊滅的災害により、大西洋が干上がっている。干上がった大西洋には、巨大な虫や蘇った古代兵器、変異した生物がうごめいているとのこと。プレイヤーは傭兵として、この大西洋を進む貨物列車を護衛し、荷物を無事に届けるためにモンスターを撃退することとなる。

本作のゲームプレイはおおまかに2つのフェーズによって構成されるようだ。まず列車の発車前には、四方から駅にモンスターが押し寄せてくる。ターン制で繰り広げられる戦闘にて、ユニットを配置したり移動させたりしつつ、敵の大群に対処するのだ。ユニットは30種以上存在し、それぞれを組み合わせることで進化も可能なようだ。組み合わせは1500種を超えるといい、状況に応じて臨機応変にユニットを組み合わせる必要があるだろう。

そして列車が発車すると、リアルタイムで進行するシューティングスタイルに変化。モンスターは群れをなして再び列車を襲いに来るため、列車に同乗しているユニットの武装を用いて撃退する。公開されたゲーム内映像では、ミサイルを発射したり、ビームを照射して、敵を爆発四散させている様子がうかがえる。大群を蹴散らす、ダイナミックなゲームプレイが展開されるのだろう。

そして無事に駅に到着すると、報酬を獲得可能。パークやバフとユニットとの相乗効果で、さらに強力なデッキを構築していくことになりそうだ。また列車そのものを進化/変更できる機能も存在。それぞれ固有のステータスを持っているようで、どんどん新たな車両を開放し、列車ごとの違いを確かめてみるのも面白そうだ。

本作は、個人ゲーム開発者Rami Ismail氏とAesthetician Labsが共同で開発を手がける。Ismail氏は『Nuclear Throne』などの開発元Vlambeerの創設者であり、現在は同スタジオを離れ、ゲーム開発者向けのアドバイザーとして活動している。そんな同氏がアメリカのゲーム協同組合であるAesthetician Labsとタッグを組んだかたち。ゲーム業界のベテランが手がける、新たなジャンル融合作品には注目が寄せられるところだ。

『Australia Did It』はPC(Steam)向けにリリース予定だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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