ASUSの携帯型PCゲーム機「ROG Ally X」7月24日に国内発売へ、予約受付開始。従来モデルから再設計され、バッテリー容量は2倍に

 

ASUS JAPANは7月1日、ポータブルゲーム機「ROG Ally X」を7月24日に発売するとし、本日より予約受付を開始した。ASUS Storeでの価格は13万9800円(税込)。

本製品は、携帯型ゲーミングPC「ROG Ally」シリーズの最新モデルであり、従来モデルからバッテリー容量2倍などのアップグレードが施されたアドバンスモデルだ。なお、従来モデルのROG Allyも引き続き販売される。


ROG Ally Xは、OSにWindows 11が採用され、SteamなどのPCゲームを楽しめるポータブルゲーム機だ。7インチ液晶ディスプレイ(1920×1080/120Hz)を搭載し、その左右にコントローラー部が配置。基本的なスタイルは従来のROG Allyモデルに似ており、また搭載プロセッサーもAMD Ryzen Z1 Extremeが継承されているが、ユーザーからのフィードバックをもとに再設計されているという。

アップグレードされた主な部分としては、従来モデルの2倍の容量となる80Whのバッテリーが搭載され、メインメモリはLPDDR5-6400 16GBからLPDDR5X-7500 24GBへと強化。さらに内蔵ストレージが512GBから1TBへと増量されたほか、マザーボードが見直されたことにより排熱処理が向上しているとのこと。このほか、eGPU用のROG XG Mobileインターフェースが撤廃され、USB Type-Cポートが2つに増えている。


本体カラーはホワイトからブラックに変更。ほかにも、ハンドグリップの高さやジョイスティックの位置、バンパーやトリガーの角度や輪郭など、細かな部分が再設計されている。背面に2つ配置されたマクロボタンが小型化されたことや、十字キーの形状が変更されたことも、従来モデルからの違いとして挙げられる。十字キーに関しては、格闘系ゲームやレトロゲーム向けに、より正確な8方向入力ができるよう設計されたそうだ。

各ストアのゲームを一元管理したり、各種設定をおこなったりできるアプリ「Armoury Crate SE」や、ゲーム中に各種機能を実行できるコマンドセンターがプリインストールされる点は共通。それぞれ、ディスプレイ横に配置された専用ボタンからすぐにアクセスできる。


「ROG Ally X」は、7月24日発売予定。ASUS Storeほか各小売店にて、本日7月1日より順次予約受付が開始される。購入者には、サブスクリプションサービスXbox Games Pass Ultimateの3か月間無料使用権がプレゼントされるとのこと。このほか、ROG Ally XおよびROG Allyに対応するROG Ally Premium Hard Caseが今夏発売予定となっている。製品仕様など詳細はASUS Storeを確認してほしい。