「『アサシン クリード』シリーズ作品を複数リメイク予定」と、UbisoftのCEOが示唆。過去作を現代向けに蘇らせる

 

Ubisoftは6月28日、公式サイト上でCEOであるYves Guillemot氏へのインタビュー記事を掲載。このなかで、『アサシン クリード』シリーズの複数作品のリメイクが計画されていることが示唆されている。

『アサシン クリード』シリーズは、2007年発売の『アサシン クリード』に端を発するオープンワールドアクションゲームだ。世界のさまざまな地を舞台に、主にアサシン教団のアサシンを主人公とする物語が描かれてきた。

『アサシン クリード シャドウズ』

今回Ubisoftのウェブサイト上に掲載されたインタビューにて、Guillemot氏はUbisoftの将来について言及。そのなかではまず、11月15日に発売予定の『アサシン クリード シャドウズ』について、忍者と侍のふたりの主人公でプレイできるといった魅力がアピールされた。

さらに『アサシン クリード』シリーズの今後の展望について訊かれたGuillemot氏は、まず複数のリメイク作品を展開する計画があると示唆。過去のシリーズ作品にて魅力的な世界が描かれていたとして、それらを現代化していくと伝えている。

また同氏は『アサシン クリード』シリーズを定期的にリリースすることを目指しているが、毎年同じようなシリーズ作品を打ち出すつもりはないとのこと。発表済みの『アサシン クリード コードネーム:(HEXE)』についても、『アサシン クリード シャドウズ』とはまったく異なるゲームになると語った。

具体的にどの作品がリメイクされるかは現時点では不明。たとえばナンバリングとして展開されていた『アサシン クリードIV ブラックフラッグ』以前の作品は、コンソール向けには主にPS3/Xbox 360向けにリリースされていたこともありリメイクされる可能性が高いかもしれない。一部現行機種へのリマスター版が発売されてきた作品もあるが、今回のGuillemot氏の発言を踏まえるとより本格的なリメイクとして検討されているのだろう。

『アサシン クリード エツィオ コレクション』


人気を博す『アサシン クリード』ながら、これまで過去作のリメイクはおこなわれてこなかった。第1弾としてどの作品がリメイクされるのかは注目されるところだろう。ちなみに『アサシン クリードIV ブラック フラッグ』においては、以前より複数の海外メディアからリメイク版が開発中との噂が関係者証言として報道されていた(関連記事)。

なおGuillemot氏の言及した『アサシン クリード コードネーム:(HEXE)』については、開発中であることが2022年に正式にUbisoftより発表されていた(関連記事)。ハブプラットフォーム「Assassin’s Creed Infinity」を通じて提供される予定だが、発売時期は現在も未発表。こちらの続報も注目される。