『アークナイツ:エンドフィールド』新ベータテストでは「ローカライズ品質改善」など山盛り大改修へ。戦闘システム再設計で遊びやすさもアップ

HypergryphおよびGRYPHLINEは11月1日、『アークナイツ:エンドフィールド』ベータテストⅡにおける前回テストからの変更点を公開。ローカライズの品質改善のほか、戦闘などのシステムも改修されているという。

HypergryphおよびGRYPHLINEは11月1日、『アークナイツ:エンドフィールド』について、「ベータテストⅡ開発通信//02」として、ベータテストⅡにおける前回テストからの変更点を正式発表した。戦闘面での演出やシステムに変更が加えられたほか、ローカライズも全面的な改善が図られているという。

『アークナイツ:エンドフィールド』は、『アークナイツ』を手がけている中国・上海のゲーム開発会社Hypergryphによる新作ゲームだ。2Dタワーディフェンスであった『アークナイツ』からは打って変わって、3Dリアルタイム戦略RPGとなる。舞台となるのは巨大ガス惑星タロスの衛星「タロII」。プレイヤーはエンドフィールド工業の「管理人」と呼ばれる伝説の存在として、さまざまな脅威に晒されるこの星で物語を紡いでいく。

本作では2024年にテクニカルテストが実施。その後今年1月にはクローズドベータテストがおこなわれていた(関連記事)。そして10月31日にはベータテストⅡを11月28日から実施すると発表。同日からはベータテストⅡの参加者も募集中だ(関連記事)。ベータテストⅡでは新オペレーターが登場するほか、新システムなどが登場することが発表されていたが、今回の「ベータテストⅡ開発通信//02」ではその詳細が明かされたかたち。

戦闘システムでは大部分のオペレーターのモーションや連携タイミングを調整。エフェクトについても演出を強化し、操作性やプレイ時の滑らかさを改善したとのことだ。また「物理異常」「アーツ異常」という異常状態のシステムも再設計がおこなわれた。

物理異常については「クラッシュ」状態を重ねがけ出来るシステムが登場。浮遊/転倒の効果でクラッシュ状態の重ね掛けをおこない、猛撃/破砕でクラッシュ状態を消費し、強力なダメージを与えるようになるという。一方でアーツ異常は灼熱/電磁/寒冷/自然の4種のアーツを付着させると、次に付着させたアーツの種類によってそれぞれ異なる異常効果が発動。敵の種類に応じ、異常効果を使い分けるのが肝となりそうだ。

このほか回避についても変更が加えられ、短時間内に連続して2回の回避が可能になり、回避動作で通常攻撃の連撃がリセットされなくなったという。また敵の攻撃が命中する瞬間に回避することで「ジャスト回避」が発動するように。消費したスタミナの一部が返還され、戦技ポイント(SP)が少し回復するそうだ。

またローカライズにおいても、ベータテストⅡではゲーム内テキストに全面的な改善が図られているとのこと。本作では独特の世界観を表現するために専門用語も多く、前回のベータテストでは特に漢字の固有名詞や日本語の文章表現について、読みづらさを指摘する声も見られた。

ベータテストⅡにおいてはそうした点に改善が加えられ、文の構造や表現方法を改善。加えて日本語の専門用語/固有名詞には読み方の注釈を追加するという。そして引き続きフィードバックをもとにローカライズ品質の向上は継続的に取り組むとのことで、日本語プレイヤーもより本作の世界観を把握しやすくなるだろう。

このほか、本作における拠点経営システムについての要素追加、探索要素の改善など、さまざまな点が刷新されたことが伝えられている。詳細は公式ページを参照されたい。

アークナイツ:エンドフィールド』のベータテストⅡは、PC/iOS/Android向けに11月28日より実施予定だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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