『Apex Legends』シーズン22ではバトルパス刷新、「リアルマネー限定販売」へ。Apexコインで買えなくなる
Respawn Entertainmentは7月8日、『Apex Legends』シーズン22におけるバトルパスのアップデートを告知した。新シーズンからはバトルパスがスプリットごとに用意されるようになり、有償・無償問わずシーズンを通したバトルパス報酬は増加するとのこと。一方でゲーム内通貨Apexコインではなくリアルマネーでの購入が必要となるなどの変更も加わる予定だ。
シーズン22のバトルパスではまず大きな変更として、シーズンの節目となるスプリットごとにバトルパスが用意される。これまでのバトルパスはシーズンを通して進行していく仕組みであったが、新シーズンからはより短い期間で進行するふたつのバトルパスが用意されるようだ。これに伴って、バトルパスはこれまで完遂までの最大レベルが110であったが、新バトルパスでは最大60レベルとなる。
また変更に伴って、過去のバトルパスにおいて人気のなかったタイプの報酬が削除されているとのこと。無償のバトルパス報酬では、シーズンを通して獲得できるゲーム内通貨ApexコインおよびApexパックがそれぞれ従来の2倍になる見込み。また有償となるプレミアムバトルパスでは、これまでと比較すると、シーズンを通じて獲得可能なクラフト材料が2倍、レジェンダリー/スーパーレアApexパックが3個増えているという。
くわえて、新たにプレミアム+というさらに豪華な有償バトルパスが用意される。プレミアム+購入者はバトルパスの進捗を10レベルスキップ可能。さらにふたつのレジェンダリースキン、およびエキゾチックシャード10個が獲得できるほか、バトルパスの期間中すべてのレジェンドをプレイ可能になる特典も用意される。
なおバトルパスの変更に伴い、これまでプレミアムバトルパスはゲーム内通貨Apexコインで販売されていたところが、リアルマネーでの販売に切り替わるそうだ。公式サイト表記によると、プレミアムバトルパスは1255円、プレミアム+バトルパスは2484円で販売される見込み。
大きな変更がおこなわれる『Apex Legends』のバトルパスシステム。特にプレミアムバトルパスがApexコインで購入できなくなる点は一部ユーザー間で物議を醸しているようだ。というのも、これまでプレミアムバトルパスは終盤まで進行すれば1300 Apexコインを獲得可能となっていた。つまりしっかり遊び込めば、次のシーズンのプレミアムバトルパスの購入資金を得ることも可能だったわけだ。
新たなバトルパスでもApexコイン自体は獲得できるものの、プレミアムバトルパスの販売はリアルマネーに切り替わる。そのためこれまでと違って前シーズンのプレミアムバトルパスで貯めたApexコインを利用することはできなくなり、都度課金が必要となる見込みだ。こうした決定を巡って、一部ユーザーコミュニティからは不満も寄せられている。
2019年2月のリリースから5年以上が経過した『Apex Legends』。現行のシーズン21ではカスタマイズ可能なミシックの近接武器スキン「アーティファクト」が新登場するなど新たなマネタイズがさまざま模索されている様子もうかがえる。そして新たなシーズンでは、長らく据え置きで続けられてきたバトルパスの仕組みにも大幅な変更が加わるようだ。シーズンを通したバトルパス報酬は有償・無償ともに増加する傍らで、Apexコインで購入できなくなる点には不満も寄せられており、今後の動向は注目される。
『Apex Legends』はPC/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けに基本プレイ無料で配信中だ。