暴力&選挙ローグライクアクション『Anomaly President』Steam向けに発表。大統領選挙の傍ら、夜中にギャング退治で暗躍する二重生活
パブリッシャーのGameDevとデベロッパーのPhew Phew Gamesは9月20日、『Anomaly President』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、早期アクセスとして配信予定。
『Anomaly President』はローグライク・2Dアクションゲームだ。本作の舞台となる国では、世界を破滅へ導く邪悪な大統領が君臨している。世界を救うため、主人公は大統領選挙に出馬。日中は選挙キャンペーンを展開しつつ、夜は戦士となって現大統領が率いるギャングと戦う。
本作のゲームプレイは探検・基地建設・アクションの3つの要素が柱となっているとのこと。選挙キャンペーン用のバスを拠点としてマップを探索しつつ、バトルをこなしていくことになるようだ。世界は異変(anomaly)に満ちており、特殊能力をもったギャングや副大統領などが敵として登場。ボスを倒すことで能力を奪い、主人公を強化していくことができるという。
能力はさまざまな種類が用意され、パリィが得意な剣士や、変身能力をもつサイバーメイジなど、好きな方向に進化させていくことができるという。トレイラー映像では主人公がレーザーソードのようなものを振るい、コンボやスライディング、居合斬りなど多様なアクションを駆使して戦っている様子が確認できる。本作はリプレイ性が高い作品となることが謳われており、プレイごとに異なる戦闘スタイルで遊ぶことができるようだ。
また、本作の拠点となる選挙用のバスはカスタマイズが可能とのこと。そのほか選挙を戦うにあたり、チームを組むことも必要になるという。現時点ではバトル以外の要素について詳細は明かされていないが、基地建設はゲームの柱となる要素のひとつとされており、なんらかのマネジメント要素が用意されるようである。武力や政治力などいろいろな手段を使って現大統領に立ち向かい、新大統領を目指して戦うことになるようだ。
本作は早期アクセスとして配信予定。早期アクセス期間は少なくとも1年以上を予定しているという。早期アクセス開始時点でゲームはひと通り遊べる状態ではあるものの、マップやストーリーの一部は未完成の状態となるとのこと。配信開始後はフィードバックを取り入れつつ、新要素を追加していく予定だという。コンテンツ量の増加にともない、価格を上昇させていく予定もあるそうだ。
本作を手がけるPhew Phew Gamesはトルコに拠点を置くゲームスタジオだ。トルコの著名YouTuberであるEnis Kirazoğlu氏により2021年に設立された。過去には2Dアクション『Anomaly Agent』を開発している。同作はSteamユーザーレビューにて、本稿執筆時点で約6350件中96%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。テンポがよい滑らかなアクションや、ピクセルアートを活用したグラフィックなどが好評を得た。本作『Anomaly President』はそうした過去作で好評だった点を受け継ぎつつ、基地建設など新要素も盛り込まれた作品となるようだ。
『Anomaly President』はPC(Steam)向けに開発中だ。配信時期は未定。