『ネタバレが激しすぎるRPG―最後の敵の正体は勇者の父―』Steam/DLsite版が無料配信開始。笑いと感動のネタバレ王道RPGが、とうとうSteamにも登場

Gotcha Gotcha GamesおよびKSBゲームスは6月6日、『ネタバレが激しすぎるRPG―最後の敵の正体は勇者の父―』について、SteamおよびDLsiteで無料配信を開始した。

Gotcha Gotcha GamesおよびKSBゲームスは6月6日、『ネタバレが激しすぎるRPG―最後の敵の正体は勇者の父―』SteamおよびDLsite版を配信開始した。両プラットフォームでも価格は無料。日本語に加えて、新たに英語および韓国語に対応したバージョンとなるようだ。

『ネタバレが激しすぎるRPG―最後の敵の正体は勇者の父―』は、みぬひのめ氏によるKSBゲームスが2023年にPC向けフリーゲームとして公開した、なにもかもがネタバレな笑いと感動の王道RPGである。本作の舞台では、国民が次々に失踪する事件が起こっていた。国王クロマークは事態を受けて、勇者ハロルド・ケンジャノッチに事件の黒幕を倒すように命ずる。

勇者ハロルドは、絶対に裏切らない魔道士マーシャ・ウラギールや、剣士テレーゼ・マトハズレイ、僧侶ルキウス・スグシヌヨンといった仲間と共に旅へ出発。魔王ユウ・シャノチーチなどとも戦うことになる。果たして旅立った勇者の父はどこへ行ったのか。黒幕とは一体何者なのか。名前の怪しいキャラクターたちによる、勇者の旅路が繰り広げられる。

本作ではタイトルで「ネタバレが激しすぎる」と謳われているとおり、素性や先の展開を示唆するような名前のキャラクターが多数登場。そういった形で先の展開を一部バラしながらも、物語が進行していく。思わずツッコミを入れてしまうネタバレなネーミングと予定調和な展開で笑いを誘いつつ、コミカルな要素とギャップのあるしっかりした王道のストーリーなどからゲーム実況を中心に注目を集めてきた。本作は、単にネタバレが激しいだけの作品ではないわけだ。なおYouTubeでは、ゲーム実況者のキヨ。さんによる本作の動画が2024年の動画再生数ランキング(ゲーム実況部門)1位を獲得。記事執筆時点で再生数は、1734万回以上にも及んでいる。

これまで本作はPC版がふりーむ!にて公開。スマートフォン向けの移植版や、ライトノベル版などが登場してきた。今回はそんな本作が、SteamとDLsiteからも無料でダウンロード可能となったわけだ。また本作は、みぬひのめ氏が制作。シリーズの新作として、『ネタバレが激しすぎるRPG2―親友の真の姿は大魔王―』がPC(BOOTH)向けに通常価格税込880円で配信中となっている。

『ネタバレが激しすぎるRPG―最後の敵の正体は勇者の父―』SteamおよびDLsite版は、6月6日より無料配信中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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